車を所有している人は必ず加入している保険があります。
それが「自賠責保険」。
毎年1月に金融庁で開かれる「自動車損害賠償責任保険審議会」で自賠責保険の保険料が決定されます。
毎年1月に保険料の見直しがあり、見直しの結果、その年の4月1日から新しい保険料で契約することになります。
と言う事は、「毎年度、自賠責保険の金額が変わるのか?」と思われる方も多いはずですよね。
ここでは、自賠責保険の金額について詳しくご紹介したいと思います。
※2022年3月17日に再公開した記事ですが、文言等を追記し、その他の部分も修正して2023年10月15日に再度公開しました。
2023年4月からの自賠責保険の金額
自賠責保険は、排気量等で金額が分かれている訳ではなく、乗用車や軽自動車などの車両別で金額が分かれています。
また、1年毎にも支払いは可能ですが、基本的には「新車購入時、車検時、中古車購入時」にしか、自賠責保険を支払う事はありませんのでご注意ください。
それでは車両別にご紹介いたします。※沖縄県、離島など一部地域については下記保険料例とは異なります。
12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 |
11,500円 | 12,010円 | 17,650円 | 18,160円 | 23,690円 | 24,190円 |
12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 |
11,440円 | 11,950円 | 17,540円 | 18,040円 | 23,520円 | 24,010円 |
12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 |
7,010円 | 7,150円 | 8,760円 | 8,910円 | 10,490円 | 10,630円 |
12ヶ月 | 24ヶ月 | 36ヶ月 | 48ヶ月 | 60ヶ月 |
7,100円 | 8,920円 | 10,710円 | 12,470円 | 14,200円 |
12ヶ月 | 24ヶ月 | 36ヶ月 | 48ヶ月 | 60ヶ月 |
6,910円 | 8,560円 | 10,170円 | 11,760円 | 13,310円 |
車検時の自賠責保険の金額
普通乗用車の場合、新車で3年後、中古車だと2年毎に車検を受けなければいけません。
しかし、今回ご紹介している自賠責保険の金額を確認すると、「37ヶ月や36ヶ月」、「25ヶ月や24ヶ月」といったように3年+1ヶ月、2年+1ヶ月と1ヶ月余分に自賠責保険を支払うような記載があると思います。
これは車検制度と自賠責保険の制度による有効期限の違いがあるから誤差が生じるのです。
- 車検:車検満了日の24時まで有効
- 自賠責保険:自賠責有効期限の12時まで有効
結論を言えば、車検満了日の24時まで車を乗る事は可能ですが、自賠責保険の方が12時間早く有効期限が満了してしまうので、12時から24時までの間は、自賠責保険が切れた状態で車を運転することになってしまいます。
その有効期限の違いを解消するため、自賠責保険は、日割りでの加入が出来ないので、前もって1ヶ月多く加入する事となるのです。
ちなみに自賠責保険を37ヶ月や25ヶ月で加入するケースは以下になります。
- 37ヶ月:新車購入時
- 25ヶ月:車検が切れた車の新規登録時
これから車検を受けられる方は、通常は24ヶ月の自賠責保険の金額となりますので、該当部分の金額を確認しましょう。
中古車購入時の自賠責保険の金額
車検時の自賠責保険の金額についてご紹介してきましたが、中古車を購入する場合は、ちょっと注意しなければいけません。
中古車を購入する場合は、以下のどちらかになると思います。
- 車検が無い(切れている)中古車を購入
- 車検が付いている中古車を購入
それぞれ、自賠責保険の金額に違いがありますのでご覧ください。
車検が無い車を購入する場合は、上記にご紹介してきたように、新たに車検を受ける事になりますので、自賠責保険は「25ヶ月」での加入となります。
車検が無い中古車を購入する場合は、自賠責保険の金額については簡単ですね。
車検が付いている(残っている)車には、自賠責保険もそのまま残っています。
一般的には、前所有者が支払った自賠責保険料を新所有者が次の車検までの残りの自賠責保険料を支払うと言う事になります。
中古車販売店によって、「自賠責保険未経過相当額」や「未経過分の自賠責保険料」などと名目が違う場合がありますが、月割で自賠責保険料を支払う事がほとんどです。
皆さんもご存知であろう「ヤフオク」では、自賠責も含めてすべての金額で表示されている場合もあるので、注意が必要です。
計算方法としては、「購入日より自賠責保険の期限まで」で計算されます。(※購入日=自賠責に加入した日)
24ヶ月の自賠責の場合、単純に24ヶ月で割って1ヶ月あたりの自賠責の金額を算出する訳ではありませんのでご注意ください。
以下を例にあげますのでご覧ください。
例)
中古車購入日:2017年11月10日
次回車検日:2018年6月20日
自賠責保険の期限が購入月を含め残り8ヶ月ありますので、8ヶ月分の自賠責保険料(未経過分)を支払う事になるでしょう。
自賠責保険で支払われる保険金額
自賠責保険は、「物損事故は対象ではなく、人身事故による損害について支払われる保険」の事を理解しておきましょう。
さらに事故によって自分(運転者)がケガを負った場合は支払われませんが、同乗者がケガを負った場合には、自賠責保険の対象者となりますので覚えておいてください。
事故の損害に応じて支払われる保険金には、傷害・死亡・後遺障害・死亡に至るまでの傷害について、それぞれ限度額がありますので以下に簡単にご紹介いたします。
傷害による損害は、治療関係費、文書料、休業損害および慰謝料が支払われます。
限度額は以下になります。
最高120万円(被害者1名につき)
補償内容は以下になります。
名目 | 損害内容 | 支払基準 |
治療費 | 診察料や手術料、または投薬料や処置料、入院料等の費用など | 治療に要した、必要かつ妥当な実費 |
看護料 | 原則として12歳以下の子供に近親者等の付き添いや、医師が看護の必要性を認めた場合の、入院中の看護料や自宅看護料・通院看護料 | 入院1日4,100円、自宅看護か通院1日2,050円。これ以上の収入減の立証で近親者19,000円、それ以外は地域の家政婦料金を限度 |
諸雑費 | 入院中に要した雑費 | 原則として1日1,100円 |
通院交通費 | 通院に要した交通費 | 通院に要した、必要かつ妥当な実費 |
義肢等の費用 | 義肢や義眼、眼鏡、補聴器、松葉杖などの費用 | 必要かつ妥当な実費が支払われ、眼鏡の費用は50,000円が限度 |
診断書等の費用 | 診断書や診療報酬明細書などの発行手数料 | 発行に要した、必要かつ妥当な実費 |
文書料 | 交通事故証明書や印鑑証明書、住民票などの発行手数料 | 発行に要した、必要かつ妥当な実費 |
休業損害 | 事故の傷害で発生した収入の減少(有給休暇の使用、家事従事者を含む) | 原則として1日5,700円。これ以上の収入減の立証で19,000円を限度として、その実額費用 |
慰謝料 | 交通事故による精神的・肉体的な苦痛に対する補償 | 1日4,200円が支払われ、対象日数は被害者の傷害の状態、実治療日数などを勘案して治療期間内で決定 |
後遺障害による損害は、障害の程度に応じて逸失利益および慰謝料等が支払われます。
限度額は以下になります。
1.神経系統の機能や精神・胸腹部臓器への著しい障害で、介護を要する障害(被害者1名につき)
常時介護を要する場合(第1級):4,000万円
随時介護を要する場合(第2級):3,000万円
2.上記以外の後遺障害(被害者1名につき)
最高3,000万円(第1級)~最高75万円(第14級)
補償内容は以下になります。
名目 | 損害内容 | 支払基準 |
逸失利益 | 身体に残した障害による労働能力の減少で、将来発生するであろう収入減 | 収入および障害の各等級(第1~14級)に応じた労働能力喪失率で、喪失期間などによって算出 |
慰謝料等 | 交通事故による精神的・肉体的な苦痛に対する補償 | 上記1.の場合、(第1級)1,600万円、(第2級)1,163万円が支払われ、初期費用として(第1級)500万円、(第2級)205万円が加算されます。上記2.の場合、(第1級)1,100万円~(第14級)32万円が支払われ、いずれも第1~3級で被扶養者がいれば増額 |
死亡による損害は、葬儀費、逸失利益、被害者および遺族の慰謝料が支払われます。
限度額は以下になります。
最高3,000万円(被害者1名につき)
補償内容は以下になります。
名目 | 損害内容 | 支払基準 |
葬儀費 | 通夜、祭壇、火葬、墓石などの費用(墓地、香典返しなどは除く) | 60万円が支払われ、立証資料等によって、これを明らかに超えるなら、100万円までで妥当な額 |
逸失利益 | 被害者が死亡しなければ将来得たであろう収入から、本人の生活費を控除したもの | 収入および就労可能期間、そして被扶養者の有無などを考慮のうえ算出 |
慰謝料 | 被害者本人の慰謝料 | 350万円 |
遺族の慰謝料は、遺族慰謝料請求権者(被害者の父母、配偶者及び子)の人数により異なります | 請求者1名で550万円、2名で650万円、3名以上で750万円が支払われ、被害者に被扶養者がいるときは、さらに200万円が加算 |
まとめ
自賠責保険の金額について、いかがでしたでしょうか。
自賠責保険の金額と言っても色々な金額があります。
保険料についても毎年1月に翌年度の保険料が決定することになりますが、驚くほど金額に誤差が生じる訳ではないので安心してください。
車検が残っている中古車を購入する場合だけ、自賠責保険の金額を確認することが大切だと言えます。
激安タイヤ通販の決定版!
タイヤはインチが大きいほど高くつくものです。
激安タイヤをお考えでしたら、 通販実績No1・顧客満足度99.5%の「オートウェイ(AUTOWAY)」がおすすめです。
オートウェイでタイヤを購入するメリットは次の通りです。
- 年中無休
- 年間210万本以上のタイヤ販売実績
- 最短1日~2日の短期納品
- 送料無料!(沖縄のみ1本500円(税別)
- タイヤを直送可能な取付店がある
1941年創業以来、1999年よりタイヤの通信販売を開始してから、通信販売での累計販売本数が1,900万本を販売するオートウェイなら、きっと満足すること間違いなしです。
タイヤ・ホイール通販の決定版!
どんなタイヤが良いのか、ホイール選びが難しいって考えていませんか!
そんな考えをお持ちなら通販から実店舗まで構える「フジ・コーポレーション」がおすすめです。
フジ・コーポレーションは、タイヤはもちろんホイールからドレスアップパーツまで揃ってしまうカー用品店です。
フジ・コーポレーションでタイヤやホイールを購入するメリットは次の通りです。
- サマータイヤ&アルミホイール4本セットで下取り可能(店舗限定)
- ネットで購入なら宇佐美SSで取付可能(タイヤ&ホイールセット)
- タイヤパンク保証
- 北海道から近畿までの実店舗(46店舗)
- 何といっても品揃えが豊富
中でも、ご自身の車にお好きなホイールをフィッティングさせ、確認しながらホイール選びが出来る「ホイールシミュレーター」はおすすめです。