「ディーラーもカーシェアやればいいのに」って思っていませんか?
実はあるんです!
ホンダが東京、横浜で始めた新サービスの「Honda Every Go」をご存知でしょうか。
今までスムーズレンタカーというレンタカーサービスをホンダが展開していました。
この度、名称や地域を拡大して生まれ変わったのが「レンタカー・カーシェアサービス」である「Every Go」というサービスになります。
ここでは、ホンダのサービスである「Every Go」について、レンタカーなのかカーシェアなのか疑問点を含めて、詳しく紹介したいと思います。
Every Goについて
「Every Go」は、ホンダのレンタカーサービスである「スムーズレンタカー」が生まれ変わった新サービスです。
従って、以前からスムーズレンタカーを利用されている方はとくに何か変わった訳ではなく、東京だけのサービスだったのが、「横浜、大阪」とステーション数が拡大したという事になります。
レンタカーと付いているので、予約すれば必ず乗れると思うかもしれませんが、Every Goは、カーシェアですので、乗りたい車が予約をされていれば使用することは出来ません。
さらに、利用できる車はホンダ車のみで、N-BOXやフィットを中心として、場所によってはフリードやヴェゼルといった車両も乗ることが出来ます。
現在は、東京、横浜、大阪と3地域に限定されますが、今後、ステーションが増えていくことを期待します。
出典:https://everygo.honda.co.jp/
ホンダのカーシェアEvery Goで気になる5つの事
1.Every Goの入会方法
ホンダのカーシェアEvery Goは、入会手続きをした当日から使用することは出来ません。
登録申請は、通常2~3日程度で登録が完了するとの事ですが、申し込みが集中すると1週間程度かかるそうですので、利用するのであれば少なくとも利用日の1週間前には入会をしておきたいところです。
入会に関する手続きは、Every Goのサイト内から行います。
申請は簡単で、入会に必要なものは以下の2つです。
- 免許証
- クレジットカード(デビットカード不可)
月会費や年会費、入会金などはありませんので、登録しておいても損は無いと思います。
※特定マンション向け専用ステーションが設置されたマンション等にお住いの方は月額料金が発生する場合があります。
2.予約について
入会完了している方は、パソコンやスマートフォンから会員専用サイトで、24時間いつでも予約が可能になります。
ログイン後、ステーション検索から利用したいステーションを選び「利用日時・利用時間・車種」を選択します。
ここで予約の時に気になる事について以下にお伝えします。
- 1ヶ月先までの予約が可能
- 最長の予約可能期間は、予約開始日時から1週間まで
- 利用開始時間の15分前までであれば、キャンセルおよび変更が可能
- 予約時に追加運転者登録(会員に限る)をすることで、会員同士の運転交代が可能
- 利用開始後の運転者追加不可
3.料金や車種
利用する際には料金も気になる事ですよね。
一般的にカーシェアは10分単位や15分単位で借りる事になりますが、Every Goでは「8時間まで一律料金」になります。
ここがカーシェアであってカーシェアでないという事かもしれません。
Every Goの料金体系は以下になります。
- 基本料金
- 距離料金
任意保険料やガソリン代、消費税も含まれていますのでご覧ください。
車種 | 基本料金 | 距離料金 | 延長料金 | |
8時間 | 16時間 | |||
軽自動車・福祉車両 | 3,780円 | 4,780円 | 15円/km | 75円/15分 |
コンパクト | 4,780円 | 5,780円 | ||
ミニバン・SUV | 5,780円 | 6,780円 | ||
CIVIC(横浜限定) | 5,780円 | 6,780円 |
ナイトパックは、21時~翌朝7時の間の10時間以内の利用の場合に適用される料金です。
どの車種でも料金は一律となりますので分かりやすいですね。
車種 | 基本料金 | 距離料金 |
軽自動車・福祉車両 | 1,500円 | 15円/km |
コンパクト | ||
ミニバン・SUV | ||
CIVIC(横浜限定) |
Every Goで利用できる車種は以下になります。
- 軽自動車・福祉車両
N-BOX、N-BOX Custom、N-BOX SLASH、N-BOX+、N-ONE、N-WGN、N-BOX+福祉車両
- コンパクト
フィット ハイブリッド
- ミニバン・SUV
フリード ハイブリッド、ヴェゼル ハイブリッド
- 横浜限定
CIVIC HATCHBACK
4.補償・NOCについて
Every Goは「対人補償・対物補償」などの、万が一の補償があらかじめ利用料金の中に含まれています。
事故や故障が起きた場合は、必ず24時間可能なコールセンターに連絡をしましょう。
また、NOC(ノンオペレーションチャージ)と呼ばれる、Every Go車両を利用中に事故や会員の方の過失等により、車両に損傷を与えた場合には、損害の程度や修理期間にかかわらず、営業補償の一部として補償金額やそれにかかる実費を支払わなければならない場合があります。
一覧表にまとめてみましたので、確認してください。
補償内容 | 保険金額 |
対人補償 | 無制限 |
対物補償 | 無制限 |
車両補償 | 時価額 |
人身傷害補償 | 上限3000万円 |
NOC内容およびペナルティ | 申受金額 |
自走可能の場合 | 2万円(NOC) |
自走不能の場合 | 5万円(NOC) |
汚損 (たばこ・ペット・おう吐の臭い除去等) | 実費+2万円(NOC) |
紛失 (車のキー・ガソリンカード等) | |
破損 (タイヤ) | |
混油 (油種を間違えて給油した場合) | |
車両内破損 (スイッチ類等) | |
忘れ物回収 | 2万円(NOC) |
バッテリー上がり | 実費 |
乗り捨て (故意に乗り捨て・返却場所間違い) | 2万円(NOC)+回送費用×300% |
緊急出動を要した場合 (窓の閉め忘れ等) | 8,000円/回 |
5.キャンセルや注意点
急なキャンセルやペナルティも知っておかなければいけません。
利用開始時間の15分前まで、キャンセルおよび変更が可能です。
15分を過ぎてからのキャンセルについては、予約料金全額を負担することになりますので、余裕をもってキャンセルすることをおすすめいたします。
また、予約をした予定時間より早く返却したとしても予約時間分の料金が発生いたしますので、ご注意下さい。
Every Goで車を借りる場合に、皆さんが気になるであろう注意点を明記しますのでご覧ください。
- ペット同乗:ケージに入れての同乗は可能(車内に出すことは不可)
- 乗り捨て:不可
- 灯油持込:不可
- ドアロック施錠後に車内に忘れ物をした場合:利用終了後10分以内であれば1度のみ解除可能
- 自転車や自家用車での来場:不可
- チャイルドシート装備車両:なし
- 喫煙について:すべて禁煙車両
- ロードサービス:あり
走行中など故障が起こったとしても、ご自身で何とかせずにコールセンターに問い合わせしましょう。
※特定マンション会員様向け専用ステーションに配置してる車両ではケージに入れた場合もペットとの乗車は禁止となっています。
まとめ
ホンダのカーシェアであるEvery Goはいかがでしたでしょうか。
カーシェアと言っても最低8時間からの使用になるので、「レンタカー・カーシェア」というべきでしょうか。
8時間あれば、ちょっと遠出のお出かけにはピッタリかもしれません。
年会費や月会費がかかる訳ではないので、車をお持ちの方でもまず登録をしておいてもいいのではないでしょうか。
ステーション数はまだまだ少ないですが、これからを期待しちゃいます。
他のカーシェアと比較をしてみたい方は「カーシェア会社で比較!確認しておくべき8つの事項」を確認してみると良いでしょう。