軽自動車のユーザー車検を受ける上で気を付けるべき３つの事

うちの車は軽自動車なんだけど、車検が近づいたので、今回はユーザー車検を受けてみようと思っていませんか？

検索サイトで調べていると、軽自動車と普通車とはユーザー車検を受けるのに、ちょっとした違いがあることが分かりました。

ここでは、軽自動車のユーザー車検について分かりやすく解説いたします。

※この記事は軽自動車検査協会を参考に解説いたします。

軽自動車ユーザー車検の注意点

１．ユーザー車検を受ける場所

普通車等は、全国の運輸支局で車検（継続検査）を受けるのに対し、軽自動車は全国の軽自動車検査協会で車検を受けることになります。

全国の運輸支局へ軽自動車を持ち込んで検査を受けようとしても、検査が受けられませんのでご注意ください。

２．全国の軽自動車検査協会事務所・支所の業務受付時間

全国の運輸支局と同じく、軽自動車検査協会も業務受付時間があり、お昼休憩が設けられています。

受付時間を確認の上、各事務所・支所にお問い合わせください。

業務受付時間および休業日
業務受付時間	＜平日＞午前：８：４５～１１：４５午後：１３：００～１６：００
休業日	土曜日・日曜日・祝日および１２月２９日～１月３日

３．事前予約について

出典：軽自動車検査予約システム

普通車同様、軽自動車のユーザー車検も検査を受ける場合には事前予約が必要になります。

軽自動車の事前予約について詳しく知りたい方は「軽自動車の車検予約は簡単！14のステップを完全公開」をご覧ください。

ユーザー車検で使用する7つの必要書類の確認

ユーザー車検では７つの書類が必要とされています。

下記書類が無いと検査が受けられませんので、再度、確認するようにしましょう。　

１．車検証

車検証（自動車検査証）は、車の身分証明書のようなものです。

自動車を運行する際には「有効な自動車検査証」を携帯することが義務づけられているため、車中に保管されているのが通常ではないでしょうか。

また、自動車検査証を携行せずに自動車を運行した場合、50万円以下の罰金に処せられますのでご注意ください。

平成27年1月以降、車検証（自動車検査証）用紙のデザインが変わっています。

現在、お持ちの車検証も引き続き有効ですのでお間違え無く。

２．自動車損害賠償責任保険証明書

自動車損害賠償責任保険は強制保険です。

『自賠責保険証』も携帯することが義務づけられているため、こちらも車中に保管しておくのが通常です。

自賠責保険証を携行せずに自動車を運行した場合、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金、道路交通法上の交通反則通告制度点数6点が加算に処せられますのでご注意ください。

『自賠責保険証』は以下の確認をお願いいたします。

自動車登録番号（車のナンバー）
保険期間（車検期間内であるか）
保険契約者の氏名

ユーザー車検では、「現在使用中の自賠責（旧）」と、「新たに契約する自賠責（新）」が必要となります。

新しい自賠責保険の契約は、最寄りの保険会社代理店などで契約していただくことになります。

軽自動車検査協会内では契約することができませんのでご注意ください。

３．軽自動車税納税証明書

普通車等の継続検査時には平成27年4月から納税されている場合、自動車税納税証明書の提示を省略できるようになりました。

ですが、軽自動車および小型二輪自動車については、これまでどおり納税証明書の提示が必要ですので、間違えないようにお願いいたします。

４．継続検査申請書

検査当日もしくは事前に軽自動車検査協会内の用紙販売窓口でご購入下さい。

用紙代は、地域により若干差がありますが、東京都の場合1部30円程度です。

重量税納付書と軽自動車検査票とセットでもらえる検査協会もあるでしょう。

ダウンロードも可能ですので「こちら」をご確認ください。（軽第３号様式）

５．自動車重量税納付書

車検（継続検査）や構造等変更検査、新規登録検査の際に自動車重量税を納める為の書類です。

自動車重量税納付書に自動車重量税額に相当する金額の印紙を貼り付け、申請を行います。

印紙は軽自動車検査協会内でご購入したほうが良いと思います。

６．軽自動車検査票

検査を受ける軽自動車が道路運送車両法の保安基準に合格にている場合のみ、この自動車検査票に合格印が印字されます。

保安基準外であったり、書類に不備がある場合にはその内容が記載されます。

最終的に自動車検査票の全ての項目に合格印が押されれば、窓口で車検証の交付を受けることができます。

検査レーンに並ぶ際にはこちらの書類が必要になりますので、ダッシュボード等にバインダーに挟んで置いておくと便利です。

７．点検整備記録簿

法定点検を行った内容を記録する為の用紙のことです。

点検又は整備を行ったときは、必ず点検整備記録簿に必要事項を記入しなければなりません。

その点、検整備記録簿は車検証とともに車に備え付け、大切に保管してください。

定期点検整備が未実施であっても車検を受けることは可能です。

ですが、自己の管理のもと、車検の前後を問わず計画的に実施してください。

各証明書が紛失した場合

各証明書が、紛失・汚損・盗難された場合には、速やかに再発行しなければなりません。確認をしておきましょう。

車検証

車検証を紛失・汚損・盗難された場合には、ご自身で、現在付いているナンバーを管轄する軽自動車検査協会で再発行手続きを行ってください。

お住いの地域とナンバーの地域が異なっている場合には、ナンバーを管轄する軽自動車検査協会に問い合わせてから、郵送での再交付手続きとなります。

自動車損害賠償責任保険証明書

一般的には車検を受けたショップに連絡し、『証明書番号』もしくは『取り扱い保険会社』を聞いてください。

その後、ご自身でその保険会社に連絡し再発行の手続きを取るようにお願いいたします。

もし、「車検を受けたショップが不明」や「ショップが無くなってしまった」場合には、取り扱い保険会社が分かりませんので、自賠責保険を取り扱っている会社すべてに電話をし確認をするしか方法はないようです。

軽自動車税納税証明書

紛失をしてしまった場合には、各市町村や区役所の税務課にて再発行の手続きをお願いいたします。

現在お住いの地域とナンバーの地域が異なっている場合には、お手数ですが、ナンバー管轄地域役場の税務課に行くか、郵送での手続きとなりますので、注意が必要です。

再発行に関しては、本人ではなく代理人でも構いません。（※自治体によっては委任状が必要な場合があります。）

ご自身で手続きをする場合は、車検証を持参していくとスムーズでしょう。

補足：ユーザー車検書類記載方法

車検証を横に置いて、簡単ですので確認しながら記述するようにしましょう。

１．継続検査申請書

車両提示：１（持込）と記入
自動車登録番号：車の登録番号（ナンバー）を鉛筆で記入
車台番号：車の車台番号のうち下７ケタの数字等を鉛筆で記入
走行距離：検査当日の走行距離を記入
車検証に記載されている使用者(所有者)の住所・氏名を記入・捺印します。申請人と受検者が違う場合は、受検者の欄には受検に来た人の住所・氏名を記入します。捺印はシャチハタでは不可ですので、ご注意ください。

２．自動車重量税納付書

提出年月日：検査当日の日を記入
使用者：車検証に記載されている使用者の氏名と住所を記入
自動車登録番号等：車の登録番号（ナンバー）を記入
自動車検査証の有効期間：車の有効期間に２年にチェック
自家用・事業用欄：自家用の場合は自家用にチェック。営業用であれば事業用にチェック
納付金額：下記表を確認してください。エコカー減税等で分からない場合は、軽自動車検査協会窓口で確認してください

2年自家用
エコカー減免適用	エコカー減免無し
免税※1	エコカー（本則税率）	エコカー以外
		右以外	13年経過	18年経過
0円	5,000円	6,600円	8,200円	8,800円