車をお持ちの方は、冬が近づいてくると気になるのが「スタッドレスタイヤ」ですが、最近では、オールシーズンで使用できる「オールシーズンタイヤ」なんてものがあります。
サマータイヤとスタッドレスタイヤの両方を保有すれば、保管場所やコストもかかるでしょう。
じゃあオールシーズンタイヤのほうが得じゃないか!と思うかもしれませんが、オールシーズンタイヤってどのくらいもつの?と考えてしまいます。
オールシーズンタイヤの寿命を知っておけば、もしかしたらサマータイヤとスタッドレスタイヤの両方を買った方が得なのかもしれません。
そこで、ここではオールシーズンタイヤの寿命について詳しく調べてみようと思います。
タイヤの寿命
タイヤは消耗品で、走行していればゴムが摩耗するでしょうし、使用せずに放置していてもゴムは劣化していきます。
タイヤには寿命がありますが、皆さんは、タイヤの使用目安をどのように判断しているのでしょうか。
おそらく、ほとんどの方はタイヤの寿命を以下の4つと考えていると思います。
- スリップサイン
- タイヤのひび割れ
- パンク
- 使用年数・使用距離
新品タイヤの場合、溝の深さが、約8mm程度あるとされています。
スリップサインとは、タイヤの溝にあるゴムが突起した部分を言い、タイヤがすり減りタイヤの溝の深さが「1.6mm以下」になると、現れる仕組みとなっています。
このスリップサインが出たタイヤは、車検には合格しませんし、何より危険です!
スリップサインは、タイヤメーカーによって数ヵ所ありますが、1ヵ所でもスリップサインが出ているタイヤは寿命です。
スリップサインの見つけ方はとても簡単で、タイヤ側面に「三角形の刻印」を見つけるだけ。
あとは、上記のように三角形の刻印からタイヤの一つ目の溝へまっすぐ向かったところにスリップサインはあります。
スリップサインについて詳しく知りたい方は「タイヤのスリップサインが出たら何が問題?注意するべき3つの事」を確認してみてください。
タイヤのひび割れは、使用年数や保管方法によって変わってきますが、目で見て確認できる寿命確認の方法です。
あまりひび割れをしているタイヤを見かけることは少ないのですが、ゴムは紫外線、雨などによって自然に劣化していきます。
2~3年ではタイヤにひびが入ることは少ないと思いますが、5年以上超えるタイヤの場合は、ひび割れをする可能性があると思っておきましょう。
また、タイヤに艶出しのスプレーなど、タイヤワックスを塗っている方は劣化が早くなることもあります。
タイヤのひび割れは、太陽が当たるタイヤ側面に現れることが多いと思いますので、ひび割れが現れたタイヤは寿命と考えておきましょう。
パンクもタイヤの寿命の一つです。
しかしパンクはいくつか種類があります。
- バースト
- タイヤ側面のパンク
- 道路接地部分にパンク
ざっと考えられるパンクは上記の3つになり、「バースト」と「タイヤ側面のキズや穴によるパンク」については、修理が不可能ですので、寿命と同じになります。
道路に接地する部分がパンクした場合は、穴の状態によりけりですが、修理は可能です。
しかし、パンクをしたタイヤは誰でもうれしくなく、「走っていてパンクするんじゃないか」と不安に思う事でしょう。
新品タイヤでパンクをしてしまった場合は、本当に悔しいですが、パンクをしてしまったら状態によっては交換をしたほうが良いかもしれません。
「何年使用したらタイヤの寿命ですか?」「何kmぐらい乗ったらタイヤの寿命ですか?」と聞かれる方がいらっしゃいます。
「屋根付きの車庫」や「外で一日中太陽が当たる場所」で年間走行距離が10,000km以上、3,000km以下、など、それぞれの方で条件が違ってくると思います。
ですので、「5年でタイヤの寿命です」とか「30,000kmでタイヤの寿命です」などと断言できないのが通常の答えです。
断言はできませんが、例えば、タイヤが1mm摩耗するには、走行距離が約5,000km程度かかるとも言われています。
新品タイヤの溝は約8mmですので、スリップサインが出る1.6mmまでは、単純に「6.4mm×5,000km=32,000km」の走行距離になると現れるという計算になります。
したがって、32,000kmぐらい走ったタイヤは寿命とも言えますが、どのくらい走ったか分かる方は少ないと思いますので、「タイヤの製造年月日から5年経過したタイヤ」は、そろそろ寿命なんだろうと考えておくといいと思います。
タイヤの製造年月日の確認方法は「明日から自慢しよう!タイヤサイズの見方はここを見ればいい」を確認してみてください。
くまなく探したオールシーズンタイヤの寿命
サマータイヤの寿命が約5年、スタッドレスタイヤの寿命が約3~4年と言われていますが、両方の性能をあわせもつオールシーズンタイヤは、どのくらいの寿命なのでしょうか。
オールシーズンタイヤを製造している各タイヤメーカーを確認してみると、タイヤの寿命については書かれていないことが分かりました。
そこで、口コミサイトなどから実際にオールシーズンタイヤを履いている方の口コミをくまなく確認し、だいたいの寿命を確認したいと思います。
- 約3万km程度でプラットフォームが出る
- 年間走行距離が1万km以下におすすめ
「約3万kmぐらいでプラットフォームが出る」という口コミで、プラットフォームとは、新品スタッドレスタイヤが50%摩耗すると現れる段差のことです。
サマータイヤで言うスリップサインのようなもので、プラットフォームが出たスタッドレスタイヤは安全な使用は出来ません。
オールシーズンタイヤには、スリップサインとプラットフォームの両方がありますので、プラットフォームが出たら雪道での走行は不可とし、サマータイヤとしての使用だけをするようにしましょう。
したがって、オールシーズンタイヤの寿命は以下と考えてみると良いかもしれません。
- 製造年月日の確認をして製造から5年以内
- プラットフォームが出るまで
オールシーズンタイヤを販売しているタイヤメーカー
タイヤは、国産タイヤメーカーと海外タイヤメーカーに分けることが出来ますが、オールシーズンタイヤはすべてのタイヤメーカーが販売している訳ではありません。
さらにタイヤパターンも違いますので、どのメーカーが良いとは言い切れません。
ここでは、どんなタイヤメーカーがオールシーズンタイヤを扱っているのか、参考にご覧ください。(※SUV専用は除く)
- ブリヂストン:NEXTRY TYPE S
- グッドイヤー:Vector 4Seasons Hybrid
- ファルケン:EUROWINTER HS449
- ピレリ:Cinturato ALL SEASON PLUS
- ミシュラン:CROSSCLIMATE SERIES
- MAXXIS:AP2
- コンチネンタル:ExtremeContact DWS06
- ハンコック:KINERGY 4S
- ネクセン:N'Blue 4Season
- ナンカン:N607+、AW-6
ブリジストンの「NEXTRY TYPE S」は、ブリヂストンタイヤショップ専売モデルでカタログには載っていないそうです。
タイヤサイズが「13インチ~15インチ」と限定されますが、気になる方は、タイヤ館やミスタータイヤマンなどブリヂストンのタイヤショップに問い合わせてみてください。
オールシーズンタイヤの価格について詳しく知りたい方は「オールシーズンタイヤのサイズ別価格厳選8メーカー」を確認してみるといいでしょう。
まとめ
オールシーズンタイヤの寿命についていかがでしたか。
スタッドレスタイヤは、雪が降る地域なら必需品ですが、私のような東京に住んでいる場合では、ほとんど必要が無いかもしれません。
実家が雪の降る地域で冬場にちょっと帰省したり、冬場に旅行に出かけて急に雪が降ってくるだなんてことも考えられます。
サマータイヤのような、スタッドレスタイヤのような感覚で1年中運転できるのであれば、突然の事でも全然心配することはありません。
オールシーズンタイヤを次のタイヤ交換時期の候補としてみてはいかがでしょうか。
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