車を所有しているのなら、自動車保険に加入していますよね。
自動車保険は事故を起こしたり、起こされた時に使用する保険だと思っている方が大半だと思いますが、ロードサービスが付帯されている自動車保険もあるのです。
そこで、ここでは損保ジャパン日本興亜の個人用自動車保険に付帯されているロードサービスについて、徹底的に調べてご紹介いたします。
この記事を見てからでもいいので、損保ジャパンの自動車保険に加入されている方は、保険内容を確認してみると良いでしょう。
これから加入される方も是非、ご覧ください。
損保ジャパンのロードサービスで知らないと損する3つの事
損保ジャパンのロードサービスは、ロードアシスタンスと呼ばれます。
現在、損保ジャパン日本興亜では、「SGP」と言われる一般自動車保険と「THE クルマの保険」と言う保険にロードサービスが付帯されています。
まず、この点を理解しておきましょう。
24時間、365日対応ですので、通常のロードサービスと同じですね。
そこで、まず、どんなロードサービスがあるか知っておきましょう。
レッカーサービスは、レッカー車による移動の事を言います。
「契約の自動車が事故、故障またはトラブルにより走行不能となった場合」に使用できます。
「1事故につき15万円を限度」として設定されています。(故障も1故障を1案件として扱います)
レッカーサービスの注意点は2つあります。
- ロードアシスタンス専用デスクに事前連絡後、損保ジャパン日本興亜の指定する修理工場などにレッカーけん引する場合は、15万円の限度額は適用せず無制限とします。
- 個人の指定する修理工場等にレッカーする場合に、15万円の限度額が適用されます。
ちなみに、個人の指定する工場にレッカーした後でも(事後)対応可能との事ですが、いずれにしても前もって、ロードアシスタンス専用デスクに事前連絡をした方が良いと思います。
※15万円に相当するレッカーけん引距離の目安は、業者によってばらつきはありますが、約180km(基本料金・作業料金1時間程度を含みます。)を考えてください。
応急処置とは、現場にて30分以内で実施可能な次の軽作業ロードサービスの事を言います。
こちらも、「1事故につき15万円を限度」として設定されています。(故障も1故障を1案件として扱います)
従って、「レッカーけん引費用」と「応急処置費用」合計での限度額が15万円と言うことになります。
主な応急処置は以下になります。
- キー閉じ込み時の開錠サービス
- バッテリー上がり時のジャンピングサービス(ケーブルを接続してエンジンをスタートさせる作業)
- パンク時のスペアタイヤ交換による応急措置サービス
- 落輪している車両の引上サービス(クレーン作業費用も対象)
- 冷却水補充
- バルブ・ヒューズ取り換え
現場で30分程度で対応できない場合については、作業費用が有料となる場合がありますので注意して下さい。
契約の自動車が燃料切れで走行不能となった場合に、燃料を補給してくれるサービスです。
1保険年度につき1回限りですが、最大「10リットル」を補給してくれます。
10リットルあれば、60km~100kmぐらいは余裕で行けそうですね。
ちなみに、JAF会員の場合は、1保険年度につき2回まで対象となりますのでお得です。
また、電気自動車などの場合は、充電または燃料補給が可能な場所までのレッカーけん引を行います。
その場合の最大レッカー距離は30kmまでとなります。
給油サービスには、注意する点がありますのでご紹介しておきます。
※自宅駐車場や月極駐車場などの自動車保管場所でのガス欠は対象ではありません。
※高速道路のサービスエリア内等、利用者自身で調達可能な場合はサービスの対象外です。
損保ジャパンのロードサービスオプション
損保ジャパンでは、今回ご紹介してきたロードサービスが基本の補償となりますが、別途オプションを加入する事で以下の補償を受けられますので、ご覧ください。
また注意していただきたい点がありますので、以下の点を踏まえてご覧ください。
- ロードアシスタンス運搬後諸費用特約:車両保険の適用がない契約にも付帯可能
- 事故・故障時代車費用特約:車両保険を適用した契約に限り付帯可能
対象となる事故、故障またはトラブルによって走行不能となり、かつレッカーけん引された後に被保険者が負担した以下の費用を支払いする特約となります。
- 宿泊費用保険金:1事故1被保険者につき1万円限度(1泊分)
- 移動費用保険金:1事故1被保険者につき2万円限度
- 引取費用保険金:1事故につき15万円限度(往路1名分の交通費)
- 代車費用保険金:1事故につき1日あたりの代車費用の額に、代車の利用日数を乗じた額を限度
代車費用については、支払対象となる期間が設定されていますので注意して下さい。
「レンタカーの利用開始日からその日を含めて30日」かつ「事故発生日などの翌日から起算して1年以内」を限度とします。
費用はいったんご自身で負担して、後日、請求書類とあわせて領収書の原本などを提出することで支払われます。
事故・故障時代車費用特約については、ロードアシスタンス特約よりも簡単な特約になります。
対象となる事故、故障またはトラブルによって走行不能になり、修理などで保険契約車両を使用できない期間など所定の支払対象期間のレンタカー費用を支払いする特約の事を言います。
支払対象となる期間は「レンタカーの利用開始日からその日を含めて30日」かつ「事故発生日などの翌日から起算して1年以内」を限度となります。
費用はいったんご自身で負担して、後日、請求書類とあわせて領収書の原本などを提出することで支払われます。
損保ジャパンのロードサービスの使用方法
損保ジャパンのロードサービスを使用する場合は、「ロードアシスタンス専用デスク」に電話で連絡をします。
0120-365-110
(携帯電話・PHSも可、365日24時間受付)
0120-040-546
(携帯電話・PHSも可、365日24時間受付)
どんなトラブルが起こったとしても、ご自身で何とかせず、まずは上記専用デスクに電話をするべきです。
ご自身で何とか出来たとしても、その後トラブルになった場合には、ロードサービスを受けることが出来なくなる場合があると思います。
ここで、皆さんがロードサービスを使用後、気になる事をご紹介いたします。
- ロードサービスの内容を超過または対象外の作業が発生した場合は、後日、超過分の費用について請求されることになります。
- ロードサービスを利用しても、次年度以降の等級および事故有係数適用期間に影響する訳ではありません。
- 借りた車やファミリーバイク特約で補償する原動機付自転車など、契約の自動車以外の自動車での事故、故障はロードサービスの対象外です。
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JAF会員の場合の特典
損保ジャパンの保険商品である「SGP」と「THE クルマの保険」には、ロードサービスが付帯されていますが、JAF会員の場合は、今回ご紹介してきた内容以外にも特典がありますので、以下にご紹介したいと思います。
ただし、特典を受ける場合には、まず最初に「ロードアシスタンス専用デスク」に連絡をします。
- 応急処置をした場合の消耗品や部品代にかかった費用について、自動車保険の契約期間中1回に限り、4,000円を限度に費用負担されます。
- 給油サービスについて、自動車保険の契約期間中2回を限度とします。
ここでポイントですが、損保ジャパンのロードサービスでまかなえることは「損保ジャパンのロードサービスを使用」し、まかなえない場合は「JAF」を使用すると良いでしょう。
損保ジャパンのロードサービスで使用出来ない事は以下になります。
- パンク修理
- 雪道、ぬかるみ、砂浜などのため走行が困難な状態からの救援
- タイヤチェーンの着脱
- レンタカーや他人の車でのロードサービス
とくにレッカーサービスについては、損保ジャパンのロードサービスは指定工場へ運ぶのであれば何キロでも運搬してもらえるので、遠方でトラブルになった場合には、損保ジャパンのロードサービスを選択すると良いですね。
まとめ
損保ジャパンのロードサービスについてはいかがでしたでしょうか。
もし、事故や故障が起きた場合は必ずロードアシスタンス専用デスクに連絡をしましょう。
JAF会員の方で損保ジャパンの自動車保険に加入している方は、JAF会員の場合には特典がありますが、今回ご紹介した内容を確認して、より良い方を選択すると良いでしょう。
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