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車検

勘違いしちゃいけない!車検に必要な3つの法定費用

2018年7月18日

車検 法定費用

車を持っている方にいつかは必ずやってくるのが車検ですよね。

車種によって変わると思いますが、大体10万以上かかるとイメージされている方も多いのではないでしょうか。

「車検は、カーショップが儲かるんでしょ」と思っているかもしれませんが、車検は、ほとんど税金です!

車検の場合、必ずかかる費用(税金)を「法定費用」と呼んでいるのです。

ここでは、車検の時に必ずかかる法定費用について、詳しく解説いたします。

※2021年4月17日に再公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、最新情報なども修正して2021年10月8日に再度公開しました。

車検の時に必ずかかる3つの法定費用

車検では、誰でも必ずかかる費用があり、それを「法定費用」と言います。

諸費用と言うディーラーやカーショップもありますが、同じ意味を指します。

法定費用は「自賠責保険、自動車重量税、印紙代」の3つです。

それ以外は、法定費用ではありませんので、ご注意ください。

1.自賠責保険

「自賠責保険」は法律で加入が義務付けられている保険で、加入をしていないと車検を受けることができません。

1か月単位で加入する事も可能ですが、新車購入時は「37ヶ月」、継続して車検を受ける場合は「24ヶ月」の自賠責保険をかけることになります。

普通乗用車であれば、どの車種でも金額が一律ですので分かりやすいです。

ここでは、軽自動車と普通乗用車の2種類の金額をお伝えしますので、これから車検を受ける方は「24ヶ月」の部分を確認すると良いでしょう。

保険期間 自家用
乗用自動車
軽自動車
(検査対象車)
37ヶ月 27,770円 27,330円
36ヶ月 27,180円 26,760円
25ヶ月 20,610円 20,310円
24ヶ月 20,010円 19,730円
13ヶ月 13,310円 13,150円
12ヶ月 12,700円 12,550円
1ヶ月 5,860円 5,840円

出典:国土交通省-自賠責保険料

2.自動車重量税

重量税は「自動車重量税」と言い、新車を購入する時(新規登録)や車検の時に、その自動車の重さで分けた税金のことを言います。

重量税は、軽自動車の場合は重量で変わることはありませんが、普通乗用車の場合、車検証に記載されている「車両重量」、「新車からの経過年数」、「エコカーかどうか」によって税額が設定されています。

また、現在エコカー減税(自動車重量税・自動車取得税)という減税があり、年式が古くなればなるほど税額が加算されます。

税金ですので、通常は1年に1回支払うべきなのですが、この重量税は、「新車購入時(新規登録)に3年分」、「車検ごとに2年分」を一括して支払う事になっています。

自動車重量税は免税の場合がありますが、以下に該当する方が対象となりますので確認しておきましょう。

  1. 平成27年5月1日~平成29年4月30日の間の新車購入時に免税とされ、その後最初に受ける車検実施時
  2. 平成29年5月1日~平成30年4月30日の間に新車購入をし、その後最初に受ける車検実施時(平成32年度燃費基準+40%以上を達成している車のみ)
  3. 平成30年5月1日~平成31年4月30日の間に新車購入をし、その後最初に受ける車検実施時(平成32年度燃費基準+50%以上を達成している車のみ)

初回の車検は免税になりますが、その次に向かえる車検は通常通りの重量税になりますので、お間違え無く。

軽自動車

2年自家用
エコカー
減免無し
エコカー
(本則税率)
エコカー以外
右以外 13年経過 18年経過
5,000円 6,600円 8,200円 8,800円

普通乗用車

車両重量 2年 (車検実施時)
エコカー減免無し

エコカー
(本則税率)

エコカー以外
右以外 13年
経過
18年
経過
~500kg
以下
5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
~1,000kg
以下
10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
~1,500kg
以下
15,000円 24,600円 32,400円 37,800円
~2,000kg
以下
20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
~2,500kg
以下
25,000円  41,000円 57,000円 63,000円
~3,000kg
以下
30,000円 49,200円 68,400円 75,600円

出典:国土交通省-自動車重量税税額表

3.印紙代

「印紙代って何のこと」って思うかもしれませんが、印紙代は、車検を受ける運輸支局に支払う手数料のことを言います。

この印紙代は、ユーザー車検の場合とカーショップやディーラーで検査を受ける場合とでは、若干手数料が変わります。

また、ワンストップサービス(OSS)と呼ばれるインターネットを使って、「車検や保管場所証明申請などの手続き」や、「税金・手数料の納付」を可能にしたサービスが開始され、手数料が変わりました。

  車種等 手数料
ユーザー車検 小型 2,100円
小型以外 2,200円
軽自動車 1,800円
ディーラー・カーショップ等 OSS有 1,400円
OSS無 1,600円

気になる車検費用の相場を大解説

法定費用は「自賠責保険、自動車重量税、印紙代」の3つである事は理解していただいたと思いますが、車検では、この法定費用の他に「車検基本料」や「消耗品代(部品代)」などがかかる場合があります。

車検基本料は、ショップによって呼び方が異なり、車検整備代や検査費用、代行手数料などと呼ばれ、ショップの手数料(利益)となる費用の事を言います。

この車検基本料は、ショップによって費用にばらつきがあり、ディーラーだと最低でも35,000円~、車検専門店だと10,000円~が目安となるでしょう。

ユーザー車検のようにご自身で運輸支局に行って車検を受けるのであれば、車検基本料はかからない事になります。

2年に1回やってくる車検は安く済ませたい人が大半ですので、まずは、ディーラーやカーショップで最低でもどれくらいの車検費用がかかるのか、目安を知っておくと良いと思います。

軽自動車と普通車と分けてご紹介していきます。

1.軽自動車の車検費用

ディーラーやカーショップで車検を受ける場合は、自賠責保険と印紙代はどのショップでも変わらず、重量税はエコカーであれば安く済みますが、平成18年式の軽自動車だと初年度登録から13年以上経過しているので、エコカーよりも重量税が高くなります。

「ご自身の軽自動車が初年度登録から何年経過しているか」を確認すればだいたいの費用は分かるでしょう。

あくまでも最低料金だと思いますので、目安として確認しておきましょう。

印紙代についてはOSS無しでご紹介いたします。

  エコカー エコカーではなく
13年未満
13年経過 18年経過
自賠責保険 19,730円
重量税 5,000円 6,600円 8,200円 8,800円
印紙代 1,500円
車検基本料 10,000円~
車検費用 36,230円~ 37,830円~ 39,430円~ 40,030円~

2.普通車の車検費用

普通車の場合は、車の重さ(車両重量)によって重量税の部分が細かく設定されており、さらにエコカーや年式で金額が分かれます。

普通車も言える事は、「ご自身の車が初年度登録から何年経過しているか」を確認してみてください。

例えば、初年度登録が平成18年式(2006年)のヴォクシーであれば、現在が令和3年だとした場合、すでに13年以上経過しているので、重量税は13年経過の欄の金額となり車種重量が2,000kg以下(車両重量1,640kg)ですので「45,600円」となるという事です。

車両重量と年式をよく確認しましょう。

車両重量500kg以下
  エコカー エコカーではなく
13年未満
13年経過 18年経過
自賠責保険 20,010円
重量税
~500kg以下
5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
印紙代 1,600円
車検基本料 10,000円~
車検費用 36,610円~ 39,810円~ 43,010円~ 44,210円~
車両重量~1,000kg以下(パッソなど)
  エコカー エコカーではなく
13年未満
13年経過 18年経過
自賠責保険 20,010円
重量税
~1,000kg以下
10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
印紙代 1,600円
車検基本料 10,000円~
車検費用 41,610円~ 48,010円~ 54,410円~ 56,810円~
車両重量~1,500kg以下(ヴィッツなど)
  エコカー エコカーではなく
13年未満
13年経過 18年経過
自賠責保険 20,010円
重量税
~1,500kg以下
15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
印紙代 1,600円
車検基本料 10,000円~
車検費用 46,610円~ 56,210円~ 65,810円~ 69,410円~
車両重量~2,000kg以下(ヴォクシー、ノアなど)
  エコカー エコカーではなく
13年未満
13年経過 18年経過
自賠責保険 20,010円
重量税
~2,000kg以下
20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
印紙代 1,600円
車検基本料 10,000円~
車検費用 51,610円~ 64,410円~ 77,210円~ 82,010円~
車両重量~2,500kg以下(アルファードなど)
  エコカー エコカーではなく
13年未満
13年経過 18年経過
自賠責保険 20,010円
重量税
~2,500kg以下
25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
印紙代 1,600円
車検基本料 10,000円~
車検費用 56,610円~ 72,610円~ 88,610円~ 94,610円~
車両重量~3,000kg以下
  エコカー エコカーではなく
13年未満
13年経過 18年経過
自賠責保険 20,010円
重量税
~3,000kg以下
30,000円 49,200円 68,400円 75,600円
印紙代 1,600円
車検基本料 10,000円~
車検費用 61,610円~ 80,810円~ 100,010円~ 107,210円~

まとめ

いかがでしたか。

もう一度お伝えしますが、「車検の時に、必ずかかる法定費用は自賠責、重量税、印紙代」この3つしかありません。

上記以外の法定費用を言われた場合は、それは法律で決まっている費用ではありませんので、きっぱりと断りましょう。

車検は誰でも、安く済ませたいものです。

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