輸出抹消とは、日本国内で登録されている自動車を海外に輸出する際に必要な手続きの一つです。
この手続きにより、輸出された車両が国内の登録から正式に抹消されるため、車両の所有者や利用者は、国内での車検や自動車税などの義務から解放されます。
しかし、手続きの内容や必要な書類、手続き後の注意点など、詳しい情報を知らないとスムーズに進められないこともあります。
ここでは、最新の輸出抹消手続きについて分かりやすく解説し、手続きに必要な書類や流れを詳しく紹介します。
これから輸出抹消を考えている方や、輸出に関心がある方に役立つ情報をお届けします。
輸出抹消とは?
輸出抹消とは、日本国内で登録されている車両を海外に輸出する際に、国内の自動車登録を正式に抹消するための手続きです。
この手続きが完了すると、車両は日本国内で使用されることが前提ではなくなり、国内の車両としての登録が削除されます。
輸出抹消を行わないと、たとえ車両が海外に輸出されたとしても、日本国内で車両の存在が登録上残り続け、自動車税の課税対象になったり、車検の更新が必要だったりする可能性があります。
日本の自動車登録制度では、国内での車両の存在を登録情報として管理しています。
このため、車両が国内に存在しない場合、つまり海外に輸出された場合には、その登録を抹消する必要があるのです。
輸出抹消を行うことで、車両は日本国内での義務や責任から解放され、輸出先国で新たに登録が行われることになります。
輸出抹消手続きの流れ
輸出抹消手続きは、いくつかのステップに分かれています。
以下に、具体的な手続きの流れを説明します。
1. 必要書類の準備
まず、手続きを始める前に、以下の書類を準備します。
- 自動車検査証:車両の現状を確認するための基本的な書類です。
- 印鑑証明書:所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内のもの)が必要です。
- 輸出予定証明書:輸出される車両が確実に輸出されることを証明する書類で、通常は輸出業者や船積み業者が発行します。
- 抹消登録申請書:運輸支局で入手可能な申請書で、必要事項を記入します。
- 本人確認書類:申請者の運転免許証やパスポートなどの本人確認書類が必要です。
- 委任状:代理人が手続きを行う場合は、所有者からの委任状と代理人の本人確認書類が必要です。
2. 車両の確認
書類が揃ったら、輸出する車両が本当に輸出抹消の対象となるかを確認します。
確認が曖昧なまま手続きを進めると、後々の手続きが複雑になる可能性があるため、車両の状態や輸出のスケジュールを再確認しましょう。
3. 運輸支局での手続き
書類が整ったら、管轄の運輸支局または自動車検査登録事務所で手続きを行います。
手続きの詳細は以下の通りです。
- 受付:運輸支局で書類を提出し、内容が確認されます。
- 書類審査:提出された書類に不備がないか審査が行われます。
- 抹消登録:審査が完了すると、車両の抹消登録が正式に行われます。
- 輸出抹消証明書の発行:手続きが完了すると、輸出抹消証明書が発行されます。この証明書は、輸出先国での車両登録に必要となるため、大切に保管してください。
4. リサイクル料金の還付手続き
輸出抹消手続きを行った後、支払済みのリサイクル料金の還付を受けることが可能です。
還付手続きは以下の手順で進めます。
- 輸出抹消証明書の確認:輸出抹消手続きが完了し、証明書が発行されたことを確認します。
- リサイクル料金の還付申請:還付を受けるためには、リサイクル料金管理協会に申請を行います。申請には、輸出抹消証明書やリサイクル券(リサイクル料金の支払証明書)が必要です。
- 還付金の受領:申請が受理されると、指定された銀行口座に還付金が振り込まれます。還付金額は車両によって異なり、場合によっては全額が還付されないこともあります。
5. 手数料の支払い
輸出抹消手続きには、一定の手数料がかかります。
この手数料は運輸支局で支払う必要があります。
- 輸出予定届出手数料(350円)
ただし、地域によって異なることがあるため、事前に確認しておくことが望ましいです。
6. 輸出先国での手続き
輸出抹消証明書を受け取ったら、輸出先国での登録手続きを行います。
輸出先国の規制に基づいて、車両の登録手続きを進めることが求められます。
この手続きをスムーズに行うためには、現地の登録制度を事前に把握しておくことが重要です。
7. 国内での義務の解除
輸出抹消手続きが完了すると、日本国内での自動車税の支払い義務や車検の義務が解除されます。
しかし、念のため、手続き後に自動車税の納付通知が送られてこないか確認しておくと安心です。
誤って納付通知が届いた場合は、運輸支局に問い合わせて対応を依頼しましょう。
輸出抹消手続きの注意点
輸出抹消手続きを進める際には、いくつかの注意点があります。
手続きのタイミング
輸出抹消手続きは、車両が日本国内で完全に使用されなくなるタイミングで行う必要があります。
輸出前に手続きを完了させることが重要です。
輸出先国での手続きの準備
輸出抹消証明書が発行された後は、輸出先国での車両登録手続きを行う必要があります。
輸出先国の法規制や必要書類を事前に確認しておきましょう。
輸出抹消証明書の管理
証明書は輸出先国での手続きに必要となるため、紛失しないよう注意が必要です。
リサイクル料金の還付手続き
輸出抹消後に忘れずにリサイクル料金の還付手続きを行いましょう。
還付には期限(輸出日から2年以内)がある場合があるため、手続きを速やかに進めることが重要です。
まとめ
輸出抹消手続きは、車両を海外に輸出する際に必要な重要な手続きです。
適切に行わないと、後々のトラブルの原因となる可能性があるため、しっかりと手続きを行いましょう。
必要書類を揃え、適切な手順で運輸支局に申請することで、輸出抹消をスムーズに進めることができます。
また、手続き完了後は、輸出先国での手続きも忘れずに行うようにしましょう。
輸出抹消について詳しく知りたい方は、国土交通省や各運輸支局の最新情報を確認し、必要な手続きをスムーズに行うための準備をしっかりと行ってください。
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