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車の排気量とは?違いや選び方を初心者向けにわかりやすく解説

2025年4月8日

車 排気量

新車を買うときや、車検証を見たときによく目にする「排気量」。

数字の大小は分かっても、走りや税金、維持費などにどう関わってくるのか、意外と知られていないのが実情です。

排気量は、エンジン性能だけでなく、税金・燃費・ナンバー区分など、カーライフのさまざまな部分に影響を与える重要な指標です。

ここでは、排気量の基本的な意味から、メリット・デメリット、自分に合った選び方まで、分かりやすく丁寧に解説していきます。

排気量とは?エンジンの“心臓部”を理解しよう

排気量とは、エンジン内部の「シリンダー」で燃焼した空気と燃料が排出される量を指します。

単位は主に「cc(シーシー)」や「L(リットル)」が使われ、1,000cc=1.0Lと換算されます。

排気量の定義と単位(cc、L)

排気量は「エンジンの気筒(シリンダー)におけるピストンの動く範囲の体積×シリンダー数」で求められ、エンジンの出力性能の指標にもなります。

シリンダーとピストンの動きと関係性

ピストンが上下運動することで空気と燃料を圧縮・燃焼させます。

これにより排出されるガスの体積が排気量となります。

排気量が大きい=一度に燃焼する燃料と空気が多い=パワーが出しやすい、という構造です。

「排気量=排気ガスの量」ではない理由

名前は似ていますが、排気量は排出ガスの量そのものではありません。

排気量はエンジンの容積であり、排出ガスの排出量は運転状況や燃焼効率によって変化します。

排気量で何が変わる?性能・税金・乗り心地の違い

「排気量が大きい車はパワフル」「小さい方が燃費が良い」といった話を聞いたことがあるかもしれませんが、実際に排気量の差でどのような変化があるのかを詳しく見ていきましょう。

エンジン出力(馬力・トルク)との関係

排気量が大きい=エンジンの中で一度に燃焼させる燃料と空気の量が多い、ということになります。

それにより、得られるエネルギーも多くなり、結果として馬力やトルク(回転力)が向上します。

  • 排気量が大きい車:高速道路の合流や坂道発進、追い越しなどでも余裕のある加速が可能
  • 排気量が小さい車:発進時にモタつくことがあるが、街乗りや近距離移動には十分

トルクが高いと低速から力強く動けるため、SUVやミニバンなど重い車体にも向いています。

乗り心地と静粛性への影響

排気量が大きくなると、エンジンが無理なく回転できるためエンジン音が抑えられ、振動も少ない傾向があります。

  • 高排気量車はエンジン回転数が低めでも十分な走行が可能なため、静かで快適な走り
  • 低排気量車は高回転を多用する場面が多く、エンジン音や振動を感じやすい

長距離移動や高速度域を多く走る人には、排気量の大きい車の方が快適です。

燃費・環境性能への違い

一般的には、排気量が小さいほど燃費が良く、環境にもやさしいとされています。

ただし、近年はハイブリッド技術やターボチャージャーの進化により、その差は以前よりも小さくなっています。

燃費に直結するのは「車重」や「運転方法」も大きく関係してくるため、排気量だけで判断するのではなく、総合的に見ることが大切です。

排気量燃費性能CO₂排出量
〜1.0L非常に良い(20〜30km/L)少なめ
1.0〜2.0Lやや良い(15〜25km/L)中程度
2.0L〜やや悪い(10〜15km/L)やや多め

自動車税や維持費にも直結する

排気量が大きくなると、自動車税(種別割)や保険料、車検時のコストにも違いが出てきます。

また、燃料消費量も多くなるため、ランニングコスト(ガソリン代)も高くなります。

  • 1.0L以下 → 年間自動車税 29,500円
  • 2.0L以下 → 年間自動車税 39,500円
  • 3.0L以上 → 年間自動車税 59,500円 〜

排気量の調べ方

「自分の車の排気量っていくら?」と疑問に思ったら、すぐに調べられます。

確認方法は次の通りです。

車検証のどこを見る?

車検証の「総排気量または定格出力」の欄に記載があります。

たとえば「1.496L」と記載されていれば、排気量は1496ccです。

メーカー公式サイト・カタログから確認

車種名で検索し、メーカーの諸元表をチェックすると、エンジンスペック欄に排気量が記載されています。

スマホでサクッと調べられる無料ツールも紹介

「車名+排気量」でGoogle検索するだけでも、多くの車種の排気量がすぐに確認可能です。

中古車サイトでもスペック欄に記載があります。

排気量の大きい車・小さい車のメリット・デメリット

このセクションでは「排気量の大小」による車の特徴を、実際の使用感や生活スタイル別のメリット・デメリットで比較します。

スペックだけでなく、自分に合った選び方の参考になるように、わかりやすく整理しました。

分類メリットデメリット
排気量が大きい車
(2,001cc以上)
  • 高出力で加速・登坂性能が優れる
  • 長距離や高速道路での安定感が高い
  • 車内空間が広く快適
  • 自動車税・保険料が高くなる
  • 燃費が悪くガソリン代がかさむ
  • 車両価格やメンテナンス費も高め
排気量が小さい車
(~1,000cc、軽自動車含む)
  • 燃費が良く維持費が安い
  • コンパクトで運転しやすい
  • 自動車税や保険料も安い
  • 坂道や高速でのパワー不足を感じる
  • 車内が狭く、長時間の乗車には不向き
  • 積載量が限られる

どんな人に向いている?

  • 排気量大きめ:ファミリー、アウトドア派、長距離ドライブ好き
  • 排気量小さめ:通勤・買い物中心、街中での取り回しを重視、コスト重視派

排気量で変わる自動車税|年間コストを比較しよう

ここでは、排気量によって異なる維持費のうち、自動車税・重量税・燃料代などの年間コストに注目し、比較表で整理します。

マイカー選びの予算計画にも役立ちます。

排気量区分自動車税
(種別割)
自動車重量税
(目安)
年間燃料代(目安)
※燃費&年間1万km想定
〜1,000cc29,500円6,600円〜16,400円約80,000円(燃費15km/L)
1,001〜1,500cc34,500円16,400円〜24,600円約90,000円(燃費13km/L)
1,501〜2,000cc39,500円24,600円〜32,800円約105,000円(燃費11km/L)
2,001〜2,500cc45,000円32,800円〜41,000円約120,000円(燃費10km/L)
2,501cc〜51,000円〜41,000円〜約140,000円(燃費8km/L)

※数値は2025年時点での一般的な目安。実際のコストは車両重量・グレード・燃料価格によって変動します。

使用シーン別のおすすめ排気量

「排気量はどれくらいがベストなの?」と悩んでいる方は、まずは自分の使い方に合った排気量を考えてみましょう。

通勤・買い物・ドライブ・アウトドアなど、使用シーンによって最適な排気量は異なります。

使用シーンおすすめ排気量理由・ポイント
街乗り中心・通勤や買い物〜1,000cc小回りが利き、燃費も良く、維持費も低いため。軽やコンパクトカーが◎
高速道路・長距離ドライブ1,500〜2,000ccパワーと安定性のバランスが取れており、長時間の運転も快適
アウトドア・荷物を積むことが多い2,000cc以上トルクの強さが必要。SUVやミニバンなど、大排気量モデルが頼もしい
雪道や山道が多い地域2,000cc以上(4WD推奨)パワーと駆動力の両立が必要。エンジン負荷が高くなるシーンに対応可能

排気量別の代表的な車種

排気量別に、代表的な車種をいくつか紹介します。

  • 〜1,000cc:スズキ アルト、ダイハツ ムーヴ
  • 1,001〜2,000cc:トヨタ カローラ、ホンダ フィット
  • 2,001cc〜:トヨタ RAV4、日産 エルグランド、レクサスRX

排気量の違いで変わるナンバープレートの種類とは?

排気量によってナンバープレートの「分類番号(3ナンバー・5ナンバー)」も変わることがあります。

3ナンバーと5ナンバーの違い

車のナンバープレートには「3ナンバー」や「5ナンバー」といった区分がありますが、これらの違いは排気量だけで決まるわけではありません。

ここでは分類の基準や、それぞれの特徴を整理して解説します。

排気量だけでなく、車体サイズが1つでも基準を超えていれば「3ナンバー」扱いとなります。

近年は排気量が小さくても、全幅の関係で3ナンバーとなる車も増えています。

分類排気量車幅車高特徴
5ナンバー2,000cc以下1.7m以下2.0m以下維持費が安く、取り回しがしやすい
3ナンバー2,001cc以上
または寸法オーバー
1.7m超2.0m超高級感やパワーを重視したモデルが多い

新車購入時に気をつけたいポイント

購入予定の車がどの分類かによって、自動車税や任意保険料が変わることもあります。

購入前には排気量だけでなく、ボディサイズや重量もチェックしておきましょう。

まとめ

車の排気量は、「エンジン性能」「燃費」「税金」「車格」など、多くの要素と深く関わっています。

排気量が大きければパワフルで快適な走行が可能な一方で、維持費は高くなりがち。

逆に、排気量の小さい車は燃費や税金の面で優れていますが、加速や積載面では物足りなさを感じることもあります。

大切なのは、「自分の使い方に合っているかどうか」です。日常の移動が中心なのか、レジャーや遠出が多いのか。

そうしたライフスタイルに応じて、最適な排気量を選びましょう。

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