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【エコカー減税】中古車で知っておくべき対象条件

2017年6月28日

エコカー減税 中古車

皆さんは「エコカー減税」を理解していますでしょうか。

「税金が安くなるんでしょ!」とイメージされている方も多いと思いますが、いつ、何が減税されるのか、今一理解をされていない方が大半ですよね。

また、新車だけエコカー減税が適用されると思うかもしれませんが、中古車でも要件をみたせば、エコカー減税が適用されるというのです。

ここでは、とくに中古車のエコカー減税について、詳しくご紹介したいと思います。

エコカー減税とは

エコカー減税とは、「排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて、自動車重量税と自動車取得税を免税・軽減」されるというものです。

要するに、「燃費が良い車や環境にやさしい車は自動車重量税、自動車取得税を免税もしくは軽減してあげますよ」と言うことです。

エコカー減税は、平成21年度(2009年度)の税制改正で、特別措置がとられ、エコカー補助金が実施されたことは記憶にあるかもしれません。

毎年のように課税の見直しが行われており、現状、平成30年4月30日までに新車新規登録や継続検査、中古車の新規登録を行う場合が対象となります。

また、自動車税や軽自動車税も免税もしくは軽減措置がありますが、これはエコカー減税ではなく、「グリーン化特例」になります。

他のサイトでは、エコカー減税とグリーン化特例を同一なものとしてお伝えしていますが、国土交通省の表記に従い、ここでは、エコカー減税のみをお伝えします。

エコカー減税の適用期間

エコカー減税の適用期間は以下の通りとなっています。

  • 自動車取得税:平成29年4月1日~平成31年3月31日
  • 自動車重量税:平成29年5月1日~平成31年4月30日

中古車の場合、上記の期間に燃費基準を満たしている車であればそれぞれ、免税や減税を受けられると言うことになります。

エコカー減税を受けるタイミング

エコカー減税は、いつでも受けられるものではありません。

エコカー減税を受けるタイミング以下になりますが、重量税は免税と減税があります。

  • 自動車取得税:平成29年4月1日~平成31年3月31日に車を取得した時
  • 自動車重量税:平成26年4月1日から平成29年4月30日までの間に新車新規登録等を受けた時と次の車検時(免税)
           平成29年5月1日から平成30年4月30日までの間に新車新規登録等を受けた時と次の車検時(免税)

中古車でも適用期間中に排ガス性能や燃費性能が要件を満たす車を購入した場合には、特例措置があると言うことになります。

また、自動車取得税は消費税が10%になる段階で廃止されることになっていますが、いつになるかは不明です。

エコカー減税の対象や要件

出典:http://www.mlit.go.jp/common/001084656.pdf

エコカー減税の対象車は以下の通りです。

  • 電気自動車
  • 燃料電池自動車
  • 天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減又は平成30年排ガス規制適合)
  • プラグインハイブリッド自動車
  • クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制適合又は平成30年排ガス規制適合)
  • ガソリン車・LPG車(ハイブリッド車を含む):平成17年排ガス規制75%低減又は平成30年排ガス規制50%低減

自動車取得税は、ガソリン車・LPG車(ハイブリッド車を含む)以外の対象車であれば非課税と言うことになりますがこれは新車の話になりますので、中古車の場合は以下をご覧になるよう注意しましょう。

自動車重量税は少々複雑で、国土交通省は以下のような表記をされています。

※1 ハイブリッド自動車及び軽自動車を除く自動車が新車新規検査を受検する時に限り、当分の間税率でなく本則税率が適用となる。
※2 初回継続検査時に受けられる減免措置については、車検証の有効期間が満了する日から起算して15日を経過する日までに 車検証の交付等を受けた場合に限り適用される。

中古車の場合、特例措置がありますので以下をご覧ください。

出典:http://www.mlit.go.jp/common/001084663.pdf

中古車の場合、自動車取得税について別途特別措置を設けており、最高で「取得価額から45万円の控除」、最低で「取得価額から5万円の控除」となります。

排ガス性能や燃費基準に達している中古車の場合は、控除を受けられる可能性がありますので、カーショップの方に良く聞いてみてはいかがでしょうか。

エコカー減税対象車

どんな車がエコカー減税対象車であるのかご紹介したいと思います。

それぞれご自身のお車が該当する内容のリンクを選んでいただき、該当するメーカーを押していただくと一覧が現れます。

車種名だけでは分からない場合がありますので、車検証を手元に用意してから確認すると良いでしょう。

この表に該当する車は、「免税もしくはエコカー」ですので、これに該当していない車は、残念ですがエコカー減税の対象車ではありませんのでご注意ください。

とくに中古車の場合、ほとんどが平成26年以降に発売された車種ばかりだと思いますが、平成26年式以前でもプリウスのように燃費基準を満たしている車であれば、減免の措置はありますので、何年式の車はエコカーではないとは言い切れません。

<平成29年5月1日以降に新車新規登録等した自動車>

http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000063.html

<平成27年5月1日から平成29年4月30日までに新車新規登録等した自動車>

http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000042.html

<平成27年4月30日以前に新車新規登録等した自動車>

http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000030.html

まとめ

エコカー減税についてご説明してきました。

実際、エコカー減税と言っても自動車取得税や自動車重量税は、中古車を購入する時に代金の中に含まれていることが多く、自分で納付することはありません。

従って、免税であった車を乗っていたため、次の車検で車検代がアップしたなんてこともあるでしょう。

免税や減税はおまけみたいなものだと思った方が良いかもしれませんね。

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