東京みたいに、ほとんど雪が降らない地域だとスタッドレスタイヤなんて見向きもされませんが、そんな地域は、ちょっと雪が降ったら大慌てですよね。
そこで車をお持ちの皆さんが気になるのが「オールシーズンタイヤ」と言う種類のタイヤではないでしょうか。
いくつかの販売メーカーがありますが、中でもグッドイヤーのオールシーズンタイヤは、カー用品店でも多く見られるタイヤの一つです。
ここでは、そんなグッドイヤーのオールシーズンタイヤについて詳しく調べてみましたので、ご覧ください。
グッドイヤーとは
出典:https://www.goodyear.co.jp/
グッドイヤー(GOOD YEAR)は、1898年、米国オハイオ州で始まりました。
オハイオ州のアクロンとルクセンブルグにはイノベーションセンターがあり、最先端の製品とサービスを日々研究しています。
また、アメリカケンタッキー州にあるへブロン、中国の大連、ドイツのハーナウには、開発センターを設け、110年以上にわたってタイヤ・ゴム業界の先駆けとして歩んできています。
グッドイヤーをご存知の方は、もしかしたら「ウイングフット」というシンボルマークをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
「靴のかかと部分に羽が生えた」マークは、古代ローマ神話の神であるメルクリウス(英語名:マーキュリー)が由来していると言います。
メルクリウスは、商業の神であって、風のように伝達を送る者として語り継がれていますが、グッドイヤーのロゴは、いろんな思いがあるロゴである感じがします。
一方で日本では、日本グッドイヤー株式会社が1952年に設立されました。
全国の主要都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、北陸、広島、福岡など)に販売拠点がありますが、その他にも、カーディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド等、グッドイヤーのタイヤを取り扱う場所はたくさんあります。
冬用タイヤ規制とチェーン規制について
皆さんは、「冬用タイヤ規制」と「チェーン規制」についての違いをご存じでしょうか。
簡単に言うと以下になります。
- 冬用タイヤ規制:スタッドレスタイヤ、タイヤチェーンの装着をして走行しないといけない
- チェーン規制:タイヤチェーンの装着をして走行しないといけない
冬用タイヤ規制は、スタッドレスタイヤもしくはタイヤチェーンの装着をして走行すれば良いのですが、チェーン規制は、スタッドレスタイヤだけではなく、さらにチェーンを装着して走行しなければいけないという事です。
また、冬用タイヤ規制、チェーン規制も最高速度が時速50kmに制限されます。(一部例外あり)
チェーンを装着して50km以上のスピードなんて、危なくて出せないですけどね。
どの規制ならオールシーズンタイヤは可能なのか
では、オールシーズンタイヤは、「冬用タイヤ規制」「チェーン規制」の規制が出た場合、対応しているのでしょうか。
オールシーズンタイヤが雪道でも走行可能という証明の刻印がされているかをまず確認しましょう。
その刻印とは「スノーフレークマーク」と呼ばれるものです。
ATSM(米国試験材料協会)規格において、厳しい寒冷地でも十分な性能を生かすことが認められた証です。
刻印されているタイヤは、「冬用タイヤ規制時」も通行が出来ます。
オールシーズンタイヤのタイヤ側面に刻印されているので確かめてみて下さい。
したがって、スノーフレークマークが刻印されているオールシーズンタイヤは、「冬用タイヤ規制」では走行可能です。
しかし、「チェーン規制」では、オールシーズンタイヤにチェーンを装着して走行しなければいけないという事を覚えておきましょう。
グッドイヤーのオールシーズンタイヤ2選
現在、グッドイヤーでオールシーズンタイヤは「2種類」販売されています。
グッドイヤーのオールシーズンタイヤは、冬用タイヤ規制走行可能な「スノーフレークマーク」がもちろん刻印されていますのでご安心下さい。
それでは、それぞれ特徴等ご紹介していきます。
1.Vector 4Seasons Hybrid
Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)は、グッドイヤーの代表的なオールシーズンタイヤで2016年から発売されている製品です。
コンパクトカー、ワゴン、セダン、ミニバンまで、あらゆる車種に使用可能。
性能については、タイヤ種類毎の比較表がありましたので、ご紹介します。
※性能を保証するものではなく、速度等、雪道での運転には十分ご注意してください。
路面状態 | スタッドレスタイヤ | Vector 4Seasons Hybrid | 夏用タイヤ | |
通常路面 | ドライ | △ | 〇 | ◎ |
ウェット | △ | 〇 | ◎ | |
積雪路面 | シャーベット | ◎ | 〇 | × |
圧雪 | ◎ | 〇 | × | |
アイスバーン | ◎ | △ | × |
オールシーズンタイヤは、アイスバーンでは効果を発揮しないと思った方が良いと思いますし、過信をしてはいけません。
スキーに行くような方は、オールシーズンタイヤではなくスタッドレスタイヤを選ばないといけませんよ。
Vector 4Seasons Hybridは、13インチから18インチまでのタイヤサイズがありますので、ほとんどの車のサイズがあると思います。
Vector 4Seasons Hybridのタイヤ価格
タイヤ価格の参考として、Amazonや楽天、オートウェイ等からサイズを厳選してお伝えいたします。
タイヤサイズ | 参考価格(1本) |
225/50R18 95H | 28,415円 |
215/50R17 95H XL | 27,845円 |
215/65R16 98H | 15,100円 |
205/60R16 92H | 15,490円 |
185/65R15 84H | 11,740円 |
175/65R15 84H | 10,490円 |
155/65R14 75H | 7,835円 |
155/70R13 75H | 8,254円 |
※すべてのタイヤサイズをご紹介していません。
2.Assurance WeatherReady
Assurance WeatherReady(アシュアランスウェザーレディ)は、グッドイヤーが考えたミニバン・SUV向けのオールシーズンタイヤです。
Vector 4Seasons Hybridですと、ミニバンやワゴンにも対応していますが、Assurance WeatherReadyは、ミニバン・SUV専用!
Assurance WeatherReadyは、トレッド面がV状であったのに対し、スタッドレスタイヤに近いトレッド面がAssurance WeatherReadyだと思います。
タイヤサイズは、15インチから20インチまでと、SUVを対象としている事が伺えます。
取り寄せ商品となるようですので、購入検討の方は早めに注文をしないといけないですね。
Assurance WeatherReadyのタイヤ価格
タイヤ価格の参考として、Amazonや楽天、オートウェイ等から厳選してお伝えいたします。
タイヤサイズ | 参考価格(1本) |
235/55R20 102H | 31,400円 |
235/55R19 101V | 29,540円 |
235/55R18 100V | 27,720円 |
225/55R18 98V | 26,900円 |
215/60R17 96H | 22,530円 |
215/65R16 98H | 19,800円 |
195/65R15 91H | 17,990円 |
※すべてのタイヤサイズをご紹介していません。
まとめ
グッドイヤーのオールシーズンタイヤについて、いかがでしたか。
とくに東京などの都市部では雪が降るか降らないか、降っても積もらない、もしくは出かけた時に雪が降ってきてしまった、こんな場合には、とても便利なタイヤであることは間違いありません。
サマータイヤのおまけだと思えばいいですし、グッドイヤーのオールシーズンタイヤは口コミも良かったのでおすすめです!
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