車の機能や用語を調べていると、「ACC」という言葉に出会うことがありますよね。
でも「ACCって何の略?」「どんな場面で使うの?」と疑問に思った方も多いはず。
実は「ACC」には2つの意味があります。
ひとつはアダプティブ・クルーズ・コントロールという運転支援機能、もうひとつはアクセサリー電源という車内電装に関する用語。
ここでは、どちらのACCについても初心者の方にもわかりやすく解説します。
意味や仕組みのほか、使い方の注意点、どんな車に搭載されているか、などご紹介いたします。
ACCとは?車で使われる2つの意味を正しく理解しよう
「ACC」とは何か?車の用語としては「アダプティブ・クルーズ・コントロール」と「アクセサリー電源」の2種類の意味があります。
混同されやすいこの2つの違いをわかりやすく解説します。
意味①:アダプティブ・クルーズ・コントロール(Adaptive Cruise Control)
前の車との車間距離を自動で維持しながら、加減速をサポートする運転支援機能のひとつです。
高速道路などでの運転負担を大きく軽減します。
意味②:アクセサリー電源(Accessory)
エンジンをかけなくても、カーオーディオやカーナビなど一部の電装品が使用できる状態を指します。
イグニッションキーの位置「ACC」が由来です。
アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)の仕組みと役割
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、単なる自動速度調整機能ではありません。
車がカメラやレーダーを使って周囲の状況を把握し、前方車との車間距離を自動的に保ちながら加減速を行う、高度な運転支援技術です。
ここでは、ACCの基本構造やどのように動作するのかを、図解とともにわかりやすく解説します。
ACCは「見る・考える・動く」を自動でこなす
ACCは、人間の運転動作を代わりに担う以下の3つのステップを自動で行います。
- 周囲を見る:フロントガラスやフロントグリルに搭載されたカメラ・ミリ波レーダーが、前方車両や障害物を検知します。
- 状況を判断する:コンピューターが前車との距離・速度差・自車の設定速度をリアルタイムで演算します。
- 車を制御する:加速・減速・定速走行を自動で制御し、設定された車間距離を維持します。
ACCの具体的な動き方
実際にACCを使用すると、以下のように車が自律的に動作します。
- 運転者が「希望の走行速度」と「車間距離」を設定
- 前方に車がいない場合は、設定速度で定速走行
- 前方に車が割り込んだり減速した場合、車間距離が詰まると自動的に減速・追従
- 前方車がいなくなると、自動で設定速度まで再加速
「全車速追従型ACC」と「高速域専用ACC」の違い
ACCには2つの主なタイプがあります。
自分の車にどのタイプが搭載されているか確認しておくと、使い方を間違えずに済みます。
タイプ | 作動範囲 | 主な用途 |
---|---|---|
全車速追従型 | 0km/h~高速域まで | 渋滞時や都市部でも自動停止・発進をサポート |
高速域専用 | 30km/h以上など、一定速度以上で作動 | 高速道路や自動車専用道路での巡航時に便利 |
ACCと従来のクルーズコントロールの違い
従来のクルーズコントロール(定速走行装置)は、設定速度を維持するだけでした。
一方、ACCは前方の車に合わせて自動で速度調整を行うため、渋滞時や高速道路でのストップ&ゴーにも対応します。
- 従来型:設定速度を維持。前方車両の有無に関係なく加速・減速なし。
- ACC:前方車両の動きに応じて、自動的に加減速・停止まで可能。
ACCのメリット・デメリット|使い方の注意点も
アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は、運転の快適性と安全性を高める優れた運転支援機能ですが、使いこなすにはメリットとデメリットの両面を理解しておくことが大切です。
ここでは、実際に使う場面を想定しながら、ACCの利点と注意点を詳しく解説します。
ACCの主なメリット
ACCは、長距離運転や渋滞などドライバーの負担が大きくなりがちな場面で、以下のような効果を発揮します。
- 【疲労軽減】
アクセル・ブレーキ操作を車が代行するため、足の負担が減り、長時間の運転でも疲れにくくなります。
- 【安全な車間距離の維持】
前方車両との距離を一定に保つよう制御されるため、追突のリスクを大幅に軽減できます。
- 【渋滞時にも安心】
全車速追従型のACCであれば、0km/hまで減速・停止し、前方車の発進にも自動対応。
ストップ&ゴーの多い渋滞路でもブレーキ疲れから解放されます。
- 【アクセルワークが苦手な人にも◎】
高齢ドライバーや運転に自信のない人でも、スムーズな走行をサポートしてくれるため安心感が増します。
活躍するシーンの一例
場面 | ACCのメリット |
---|---|
高速道路 | 一定速度での巡航、車線維持とセットでドライバーの負担を軽減 |
都市部の渋滞路 | 前車との追従停止・再発進により、アクセル・ブレーキ操作が激減 |
長距離移動 | 集中力が途切れがちな場面でも、車が制御を補助 |
ACCのデメリットと限界
ACCは非常に便利な機能ですが、「すべての状況に対応できる万能なシステム」ではありません。
使用時には以下のような注意点があります。
- 【急な割り込みに弱い】
カメラやセンサーで認識できない距離・タイミングで割り込まれると、反応が遅れて危険な場面になることも。
- 【天候や路面状況に左右される】
雨・雪・霧などの悪天候では、センサーが誤作動や認識不能になることがあり、ACCの性能が低下します。
- 【カーブやトンネル内は要注意】
カーブでは前方車両を見失ったり、トンネルではGPSやセンサーの精度が落ちることがあります。
- 【油断・過信は危険】
ACCに頼りすぎて注意力が低下すると、緊急時のブレーキ対応が遅れるなど重大事故につながるリスクも。
正しく使うためのポイントと注意点
ACCを安全に使うためには、人間が主導権を持つ意識が必要です。
以下の使い方・心構えを参考にしてください。
- いつでも自分でブレーキを踏める体制を:いざというときにすぐ操作できるよう、手足は常に準備状態をキープ。
- ACC作動中も周囲の確認は怠らない::ミラーや目視での確認は常に行いましょう。周囲の車両の動きは予測不能です。
- 誤作動・違和感を感じたら即オフ:異常を感じたら手動運転に切り替え、ディーラー点検も検討しましょう。
- 雪・雨・泥汚れなどでセンサーを遮らない:レーダー部位が汚れていると検知精度が大幅に落ちます。
メーカー別ACCの名称と搭載車種の例
ACCは各メーカーによって名称や機能が異なる場合があります。
搭載車種や呼び方の違いを知っておくと購入時の参考になります。
メーカー | ACC名称 | 主な搭載車種 |
---|---|---|
トヨタ | レーダークルーズコントロール | プリウス、ヤリス |
日産 | インテリジェントクルーズコントロール | セレナ、エクストレイル |
ホンダ | Honda SENSING(ACC) | フィット、ステップワゴン |
スバル | アイサイト | レヴォーグ、フォレスター |
もう一つのACC「アクセサリー電源」とは?
車における「ACC」にはもう一つの意味があり、それが「アクセサリー電源(Accessory)」です。
これはアダプティブ・クルーズ・コントロールとはまったく別物で、車の電装品をエンジン停止状態でも使えるようにする電源モードを指します。
ここでは、アクセサリー電源の基本的な仕組みと使い方、注意点、さらにはDIY電装品設置時の電源取り出しに関しても詳しく解説します。
アクセサリー電源(ACC電源)の役割
ACC電源は、キーまたはプッシュスタートの「ACC」ポジションにしたときに作動する電源のこと。
エンジンをかけずに、カーオーディオやナビ、スマホ充電器など一部の電子機器だけを使いたいときに便利です。
ACC電源で使える主な装備
- カーナビ・オーディオ
- スマートフォン充電(USBポート・シガーソケット)
- ETC機器の起動
- ドライブレコーダー(ACC連動設定時)
- パワーウィンドウや電動ミラー(車種による)
ACC(アクセサリー)とIG(イグニッション)の違い
ACC電源と似た用語で「IG(イグニッション電源)」がありますが、両者には明確な違いがあります。
ACCモードは「待機モード」のようなもので、燃料を消費せずに最低限の電装品だけを使いたい場面に便利です。
電源モード | 作動時 | 使用可能な機器 |
---|---|---|
OFF | キー抜き/ボタン未操作 | 全機器オフ |
ACC | キー1段階目/ボタン1プッシュ | オーディオ・ナビ・充電器など一部 |
IG(ON) | キー2段階目/ボタン2プッシュ | ほぼすべての電装品+各種システム起動 |
START | エンジン始動 | 通常走行モード |
電装品の後付けでもよく使われるACC電源
ドライブレコーダーやスマホホルダーなどのDIYでの電装品取り付け時にも、ACC電源はよく使われる電源取り出しポイントです。
なぜACC電源が選ばれるのか?
たとえばドライブレコーダーをACC連動に設定すれば、車の始動と同時に録画を開始し、停止時には電源オフになるため、無駄な録画や電力消費を防げます。
- エンジンON時のみ通電するため、バッテリー上がりを防げる
- イグニッションをOFFにすると自動で電源が切れるので安全
- ヒューズボックスやナビ裏から比較的取り出しやすい
ACC電源使用時の注意点
便利なACC電源ですが、以下のような注意点も知っておく必要があります。
- 長時間の使用でバッテリーが上がる可能性
エンジンをかけずに電装品を使い続けると、バッテリーの電力が消費されます。とくに寒冷地や長時間使用時は注意。
- 車種によってはACC状態が長く続くと自動でOFFになる
一部の車では、一定時間ACCモードが続くとシステム保護のため自動的に電源が切れる仕様になっています。
- ACC電源の位置や配線は車種ごとに異なる
DIYで電源を取り出す際は、ヒューズ電圧チェッカーや車種別配線図を確認のうえで作業を行いましょう。
まとめ
「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」は、安全性と快適性を向上させる先進的な運転支援機能であり、高速道路や渋滞時に特に効果を発揮します。
最近では、全車速追従型や停止保持機能付きのタイプも普及し、より安心して使えるようになっています。
また、もうひとつの「ACC(アクセサリー電源)」は、車内で電装品を快適に使うための基本機能。
DIYでの機器設置や日常の使い勝手にも大きく関わってきます。
どちらの「ACC」も、仕組みと使い方を正しく理解することで、車をもっと便利に、安全に活用できるようになります。
あなたのカーライフに役立つ知識として、ぜひ覚えておきましょう。
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