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車検

車検時の必須項目!これさえ知っておけば焦らない警告灯15選

2017年2月6日

警告灯

車を運転している方は、「警告灯」と言われたら何を思い浮かべるでしょうか?

おそらく、「シートベルトを装着していない時の警告灯」や「ガソリンが少なくなってきた時に光る警告灯」は、見たことがある方が多いのではないでしょうか。

しかし、他にもたくさんの警告灯があるのです。

平成29年2月から車検の審査が変わり、運転席のメーターパネルにある警告灯が点灯している車の検査は受け付けてもらえないことになりました。

警告灯には、重要な役割があり、表示一つでどの箇所に不具合が起きているか判断できるのです。

ここでは、そんな警告灯に注目し解説していきます。

警告灯はどこにあるか

「警告灯はどこにあるかなんて、知っているよ」と言われるかもしれませんが、分からない方もいらっしゃるはず。

警告灯は、基本的にフロント、メーターパネル内に表示されます。

エンジンをかける時、イグニッション(キー)を回した際に、警告灯が表示され、数秒後に警告灯は消えますので、ちょっと気を付けて確認してみてください。(一部消えないものもあります。)

警告灯の3つの色

警告灯と言えば、「赤」と思われがちですが、警告灯は3つの色で意味を分けています。

  • 赤:危険、高温状態
  • オレンジ(黄色):注意
  • 青:正常、低温状態

赤のランプが点灯しているから危険だと慌てずに、まずは、どのランプが何色で点灯・点滅しているのか。

点灯の色によって、すぐに停車して対処しなければいけないのか、それとも最寄りのディーラーなどへ行けるかを判断してみてはいかがでしょうか。

これさえ知っておけば焦らない警告灯15選

自動車メーカーによっては、警告灯の呼び方が少々違うかもしれませんが、意味は同一ですので、これさえ知っておけば間違いない警告灯をご紹介いたします。

もし、警告灯が付いてしまった場合は、参考にしてみてください。

1.エンジン警告灯

エンジン警告灯は、エンジンチェックランプとも言われ、「エンジンまたはトランスミッションシステムに異常があると点灯」します。

エンジン警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • O2センサー異常
  • エアフローセンサー異常
  • バッテリーセンサー異常
  • 電気系統センサー異常
  • 各メーターのセンサー異常
  • イグニッションセンサー異常
  • カム角度・クランク角度センサー異常

異常は、いくつか考えられますが、その場で何か対処できるものではないです。

しかし、突然、点灯したからといって慌てて車を止める必要はありません。

まずは、ディーラーや整備工場へエンジン警告灯が点灯した連絡をして、判断を仰いでみてはいかがでしょうか。

2.ブレーキ警告灯

ブレーキ警告灯は、ブレーキ関係に異常が見られる場合に点灯します。

ブレーキ警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • サイドブレーキの戻し忘れ
  • ブレーキオイル不足
  • ABSの不具合

サイドブレーキを引いたまま走行してしまうケースが多いです。

急に点灯した場合でも、焦る必要はありませんが、ブレーキ警告灯は赤のランプですので、「サイドブレーキの確認」をして、それでも点灯していたら、「ブレーキオイルの確認」をすることをおすすめいたします。

3.油圧警告灯

油圧警告灯は、エンジン回転中にエンジンオイルの圧力に異常があると点灯します。

油圧警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • エンジンオイルの量が少ない
  • オイルポンプ等の故障

正常にオイル量がエンジン内を潤滑しないため、エンジンの故障や事故の原因になります。

エンジンの故障は高額な修理費になってしまう恐れがありますので、油圧警告灯が点灯した際には、早めに停車し、オイルの量をチェックして、足りないようだったら補充。オイル量が正常出れば、他の原因が考えられますので、ディーラーや整備工場へすぐに連絡することをおすすめいたします。

4.半ドア警告灯

半ドア警告灯は、いずれかのドアが、きちんと閉まっていないときに点灯します。

どんな車種でも「運転席」、「助手席」、「左右後部座席」のドアの確認。

ミニバンであれば、とくに「トランク」のドアの確認をしましょう。

ミニバンは、オートクロージャー(半ドア状態まで閉めるとあとは機械が自動的に閉めてくれる機能)が付いていることが多いので、ドアの閉め忘れが無いかもしれませんが、念のために確認してみるのも良いでしょう。

半ドア警告灯が付いたままですと、走行中に勝手にドアが開いてしまい車外に飛び出てしまう事故が起きる可能性があります。

とくにお子さんがいらっしゃる家庭の方は、くれぐれも注意しましょう。

5.燃料残量警告灯

燃料残量警告灯は、燃料(ガソリン)の残りが少なくなると点灯します。

よく「ガソリンランプが点灯したら、何キロぐらい走行できるか」という質問を聞きますが、正確な走行距離は分かりません。

しかし、だいたいになりますが、10リッター前後のガソリンが残っていると考えていいと思います。

ご自身のお車の燃費次第になりますが、点灯したら、早めに給油する方がいいかもしれませんね。

ちなみにガス欠(ガソリンが終わる)した場合、ハンドルがガタガタと震え、エンジンがストップします。

6.充電警告灯

充電警告灯は、エンジン回転中、充電系統に異常があると点灯します。

充電警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • バッテリー充電量の減少
  • オルタネーターの異常

充電警告灯が点滅するほど電圧が下がってしまった場合は、いつエンジンが止まってしまうか分かりません。

充電警告灯が点灯した場合は、すぐにでも、ディーラーや整備工場へ行くことをおすすめいたします。

7.ABS&ブレーキアシスト警告灯

ABS&ブレーキアシスト警告灯は、ABSまたはブレーキアシストシステムに異常があると点灯します。

ABSは「アンチロック・ブレーキシステム」の事で、急ブレーキをかけた時に、タイヤをロックさせないブレーキシステムの事を言います。

ABS&ブレーキアシスト警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • 車速センサーの異常
  • ABSの不具合

ABS&ブレーキアシスト警告灯が点灯している時は、ABSが作動しない可能性が高いですので、急ブレーキを踏まないように十分に注意しながら運転しましょう。

そして、早めにディーラーや整備工場へ行くことをおすすめいたします。

8.SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯

SRSエアバッグまたはプリテンショナー付きシートベルトに異常があると点灯または点滅します。

SRSエアバッグ警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • エアバッグセンサーの異常
  • シートベルトプリテンショナーの異常

他にも考えられますが、点灯・点滅した場合は、エアバッグが正常に働かない場合が考えられますので、もし、事故を起こした際には、重大な事故になり兼ねません。

点灯・点滅した場合は、早急にディーラーや整備工場へ行くことをおすすめいたします。

9.シートベルト警告灯

エンジン始動後に運転席または助手席のシートベルトを着用していないときに点灯します。

シートベルト警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • シートベルト差し込み部分の故障
  • メーターの電球切れ

シートベルトをしていて、点灯していた場合は車検には合格できませんし、きちんと取り付けられているか不安になってしまいます。

ディーラーや整備工場で詳しく点検してもらいましょう。

10.セキュリティ表示灯

セキュリティ表示灯は、あらかじめ登録されたキー以外ではエンジンを始動できないようにした車両盗難防止装置ランプの事です。

通常、キーを抜いている状態で点灯しており、登録されたキーで電源ポジションをONにするとシステムが解除され、表示灯が約3秒間点灯した後、表示は消えます。(車種によって異なります。)

表示灯が消えず、点灯または点滅し続けるときはシステムの異常が考えられますので、ディーラーや整備工場で詳しく点検してもらいましょう。

11.高水温警告灯

高水温警告灯は、エンジン回転中にエンジン冷却水の温度が異常に高くなったときに点灯します。

高水温警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • 冷却水の減少や漏れ
  • 冷却水濃度の劣化
  • ラジエター部の異常

俗にいう「オーバーヒート」の事で、気づかずに走行し続けるとエンジンが故障します。

高水温警告灯は点灯もしくは、水温計の温度が異常に高い場合は、素早く安全に止められる場所に停車させ「エンジンをすぐ切らず、アイドリング状態を保つ」ようにしましょう。

水温計が下がるまで待ち、その後、エンジンを切り、エンジンをさまします。

次にボンネットを開けて、リザーバータンクを確認しますが、この状態になった場合は、ディーラーや整備工場へオーバーヒートになった連絡をして、判断を仰いでみてはいかがでしょうか。

12.ハイブリッドシステム異常警告灯

プリウスなど人気のハイブリッド車に異常がみられる時の警告灯がハイブリッドシステム異常警告灯です。

いろいろなサイトを確認したところ、ハイブリッドシステム異常警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • ウォーターポンプの故障
  • モーターの異常
  • インバーターコンバーターの異常

この警告灯が点灯した場合は、走行不能になります。

すぐに安全な場所に停車し、ディーラーや整備工場へ連絡して判断を受けたほうがいいです。

13.タイヤ空気圧警告灯

タイヤ空気圧警告灯は、すべての車が該当する訳ではありませんが、タイヤ空気圧をモニターし、空気圧が規定値以下になった時に点灯する警告灯です。

タイヤ空気圧警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • 空気圧不足
  • システム初期化忘れ

センサーのリセットをしなければ、点灯している可能性が高いので、空気圧の点検をした場合には、必ず初期化することをお忘れなく。

また、私のようなアナログ人間は自分の眼でタイヤの空気圧を確認しなければ気が済まないので、この機能は不要かもしれません。

14.ハイビーム表示灯

ハイビーム表示灯は、ヘッドライトが上向きの時に表示されるマークです。

なんか「青いマークが付いてる」とビックリする方もいると思いますが、故障ではなく、ただライトが上向きになっているだけです。

対向車(前方からくる車)に迷惑がかかりますので、すぐに解除しましょう。

15.パワーステアリング警告灯

パワーステアリング警告灯は、パワステに異常が見られる場合に点灯します。

「PS」と表示される車もあります。

パワーステアリング警告灯が点灯した時に考えられる理由は、以下が考えられます。

  • パワステオイル不足
  • モーターの異常
  • コンピューターの異常

パワーステアリング警告灯が点灯した場合は、ハンドルが急に重たくなり、急カーブなど曲がる際にハンドル操作がきつくなります。

結果、事故につながる恐れがありますので、ディーラーや整備工場ですぐに点検を受けることをおすすめいたします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

車を運転していて、ふとメーターを見た時、警告灯が点灯していても慌てることはありません。

まずは、「どの警告灯が点灯」していて、「それが何色」、をよく確認しましょう。

それから「ディーラーや整備工場に問合せ」という順番ですね。

また、車検時に警告灯ランプが点灯している場合は、車検に合格しませんので、事前に確認をしておかなければなりません。

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