運転免許証に記載されている12桁の番号、普段あまり気にすることはないかもしれません。
しかし、この番号には、取得した都道府県や免許証の発行履歴、管理のための重要な情報が詰まっています。
ここでは、それぞれの桁が何を意味しているのか、そして知っておくと役立つ免許証番号の豆知識をご紹介します。
意外と知られていない情報や、日常生活で役立つポイントを見つけてみましょう!
運転免許証番号の全体像を理解しよう
運転免許証番号は、一見ただの数字の羅列に見えますが、実はあなたの免許証に関する多くの情報を含んでいます。
この番号の構造を知ることで、免許証の仕組みをより深く理解できます。
運転免許証番号の構造
運転免許証番号は12桁の数字で構成されています。
それぞれの桁には、都道府県の情報や取得年、管理番号、再交付回数などが隠されています。
以下の表で構造を確認してみましょう。
桁数 | 含まれる情報 | 例 |
---|---|---|
1~2桁目 | 初回取得時の都道府県コード | 12(東京都) |
3~4桁目 | 免許取得年の西暦下2桁 | 23(2023年) |
5~10桁目 | 公安委員会の管理番号 | 123456 |
11桁目 | チェックディジット | 7 |
12桁目 | 再交付回数 | 0 |
数字が持つ役割
この番号には正確性を保つ仕組みも含まれています。
特に11桁目のチェックディジットは、番号に誤りがないか確認するための重要な役割を果たしています。
各桁の数字が示す意味
運転免許証番号を構成する各桁には、それぞれ異なる情報が記載されています。
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
1~2桁目:都道府県コード
最初の2桁は、免許を初めて取得した都道府県の公安委員会コードを示します。
例えば、東京都は「12」、大阪府は「27」となります。
以下は、都道府県ごとの公安委員会コード一覧です。
都道府県名 | コード |
---|---|
北海道 | 01 |
青森県 | 02 |
岩手県 | 03 |
宮城県 | 04 |
秋田県 | 05 |
山形県 | 06 |
福島県 | 07 |
茨城県 | 08 |
栃木県 | 09 |
群馬県 | 10 |
埼玉県 | 11 |
千葉県 | 12 |
東京都 | 13 |
神奈川県 | 14 |
新潟県 | 15 |
富山県 | 16 |
石川県 | 17 |
福井県 | 18 |
山梨県 | 19 |
長野県 | 20 |
岐阜県 | 21 |
静岡県 | 22 |
愛知県 | 23 |
三重県 | 24 |
滋賀県 | 25 |
京都府 | 26 |
大阪府 | 27 |
兵庫県 | 28 |
奈良県 | 29 |
和歌山県 | 30 |
鳥取県 | 31 |
島根県 | 32 |
岡山県 | 33 |
広島県 | 34 |
山口県 | 35 |
徳島県 | 36 |
香川県 | 37 |
愛媛県 | 38 |
高知県 | 39 |
福岡県 | 40 |
佐賀県 | 41 |
長崎県 | 42 |
熊本県 | 43 |
大分県 | 44 |
宮崎県 | 45 |
鹿児島県 | 46 |
沖縄県 | 47 |
3~4桁目:免許取得年
次の2桁は、免許を取得した年の西暦の下2桁を示しています。
2023年に取得した場合は「23」、2000年の場合は「00」です。
5~10桁目:管理番号
ここには公安委員会が発行する免許証の個別管理番号が記載されています。
この番号で免許証を一意に識別します。
11桁目:チェックディジット
番号全体の正確性を検証するための数字です。
計算式「モジュラス11」を使用して算出されます。
12桁目:再交付回数
免許証を紛失したり盗難に遭った場合に再発行されると、この桁が1ずつ増えます。
再発行されていない場合は「0」です。
ICカード免許証と暗証番号の重要性
最近の免許証にはICチップが搭載されています。
このICチップには免許証に記載されていない情報も記録されており、暗証番号が必要になります。
ICカード免許証とは
ICチップには、免許証の情報や運転履歴が保存されています。
これにより、偽造が難しくなり、セキュリティが向上しました。
暗証番号の設定ポイント
暗証番号には以下のようなポイントを押さえて設定しましょう。
- 電話番号や生年月日は避ける。
- 推測されにくい4桁の数字を選ぶ。
- 忘れないようメモを安全に保管する。
暗証番号を忘れた場合の対処法
暗証番号を忘れた場合は、免許センターで再設定が可能です。
再設定には本人確認書類が必要となります。
免許証を安全に管理するために
免許証には重要な個人情報が記載されています。
これらの情報が悪用されないように、安全な管理方法を知っておきましょう。
見せてはいけない部分
免許証の顔写真や住所は個人情報が含まれるため、むやみに見せるべきではありません。
番号部分だけであれば比較的安全ですが、リスクを最小限にするために注意が必要です。
悪用されるリスク
免許証を悪用されると、以下のような被害が考えられます。
- 住所や電話番号の不正変更
- なりすましによる犯罪行為
- クレジットカードの不正利用
紛失時の対策
免許証を紛失した場合は、すぐに最寄りの警察署や免許センターに届け出ましょう。
再発行手続きには一定の時間がかかるため、早めの対応が重要です。
免許証番号にまつわる興味深い事実
運転免許証の12桁の番号には、一般的な情報以外にも知っておくと役立つ興味深い事実が隠されています。
以下にそのポイントをまとめました。
番号が変わるケース
免許証番号は基本的に一度割り当てられると変わりませんが、以下のような場合に変更されることがあります。
再交付時の変更: 免許証を紛失や盗難で再交付した場合、12桁目の数字が再交付回数を示すため増加します。
都道府県を跨いだ取得: 初めて免許を取得した都道府県のコードが1~2桁目に記載されますが、他の都道府県で新たに取得した場合、この部分が変更されることがあります。
免許証番号から分かること
免許証番号を詳しく見ることで、以下の情報を読み取ることができます。
初回取得都道府県: 1~2桁目の数字で判別可能です。
取得年: 3~4桁目の数字が西暦の下2桁を示しています。
再交付回数: 12桁目の数字で確認できます。
チェックディジットの仕組み
11桁目の数字は「チェックディジット」と呼ばれ、番号全体の正確性を確認するためのものです。
これは特定のアルゴリズムに基づいて計算され、入力ミスや不正を防ぐ役割を果たしています。
計算方法:「モジュラス11」の仕組み
チェックディジットは「モジュラス11」という計算方法を使って導き出されます。
この計算は、免許証番号の1~10桁目の数字に特定の重み(ウェイト)を掛け合わせて算出されます。
以下に具体的な計算手順を示します。
- 重み付けを設定
1桁目から10桁目までの数字に、右から「2, 3, 4, 5, 6, 7」の順で重みを掛けます。
例:番号が「12 23 456 789」の場合
1×2 + 2×3 + 2×4 + 3×5 + 4×6 + 5×7... のように計算。
- 合計を求める
すべての桁に重みを掛けた結果を足し合わせます。
- 11で割った余りを計算
合計値を11で割り、余りを求めます。
- 余りを引き算してチェックディジットを算出
余りが1桁の場合は、11からその余りを引きます。
余りが0の場合は、チェックディジットは「0」になります。
計算例
免許証番号の最初の10桁が「12 23 456 789」だった場合の計算をしてみます。
- 各桁に重みを掛ける:(1×2) + (2×3) + (2×4) + (3×5) + (4×6) + (5×7) + (6×2) + (7×3) + (8×4) + (9×5) = 207
- 合計値を11で割る:207 ÷ 11 = 18 余り 9
- 余りを引き算する:11 - 9 = 2
したがって、この番号のチェックディジットは「2」となります。
なぜこの方法が使われるのか?
「モジュラス11」は、以下の理由で広く使われています。
- エラー検出が容易:1桁の入力ミスや桁の入れ替えを効果的に検出可能。
- シンプルな計算式:計算が複雑すぎず、コンピュータ処理に適している。
チェックディジットが役立つ場面
- 免許証番号の確認:役所や警察で番号を手入力する際に、間違いをすぐに発見できる。
- デジタル化された管理:データベースで正確性を保つために利用される。
チェックディジットは、一見地味に思えるかもしれませんが、正確なデータ管理に欠かせない重要な要素です。この仕組みを知ることで、免許証番号に隠された工夫と技術の奥深さを感じていただけるでしょう。
まとめ
運転免許証の12桁の番号には、免許証に関するさまざまな情報が詰まっており、ただの数字ではないことがわかりました。
この番号を理解することで、自身の免許証の管理や再交付時の仕組みをより深く知ることができます。
また、チェックディジットや暗証番号など、セキュリティに関する要素も知ることで、免許証をより安全に扱えるようになるでしょう。
ぜひこの記事で得た知識を活用し、免許証を正しく管理して、安心した運転ライフを楽しんでください!
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