マンションの駐車場で理解しておくべき4つの重要事項

マンションに住まわれている方も多いと思います。

ところでマンションにお住いの方で車をお持ちの方は、当然ですが駐車場がありますよね。

自宅であるマンションの敷地内にある駐車場や少々離れた場所に駐車場を借りている場合も考えられます。

賃貸マンションであると「駐車場も借りる」と考えるのが一般的だと思いますが、分譲マンションの場合は、駐車場はどうなるのかご存知ですか？

これからマンションを購入しようと思っているのであれば、これからご紹介することは、最低でも理解しておかなければいけません。

是非とも最後までお読みください。

マンション駐車場3つのタイプ

マンションの駐車場には、以下の3タイプがあることをご存知でしょうか。

平置き駐車場
機械式立体駐車場
自走式立体駐車場

平置き駐車場

「平置き駐車場」は、一般的に屋外にあり、マンションの敷地内にある、皆さんも一番イメージされているマンションの駐車場のタイプですね。

基本的にどんな車種でも置くことが可能ですが、マンション内の敷地にあるため、住居分の駐車場が確保されない場合がほとんどです。

また、敷地が狭いマンションは、平置き駐車場と機械式立体駐車場が併設されている場合も多く、その場合は平置き駐車場の方が駐車場代が高い事があります。

機械式立体駐車場

「機械式立体駐車場」は、機械を使って車を上下左右に駐車する駐車場の事を言い、都心部ではよく見られるマンション駐車場タイプです。

車種制限や操作ミス、入出庫までの時間など、使用する側にデメリットがあったり、駐車場を管理する側も定期的にメンテナンスが必要など、デメリットがありますが、狭い敷地で多くの車が駐車できるのがメリットです。

車幅が結構ギリギリに設定されている場合が多いので、初心者や運転に自信が無い方は、あまりおすすめできない駐車場と言えます。

自走式立体駐車場

「自走式立体駐車場」は、郊外にあるスーパーやショッピングセンターなどに見られる駐車場タイプで、スロープをぐるぐると上って、自分の駐車スペースまで行きます。

何と言ってもメリットは雨の日でも濡れずに乗り降りができる事です。

一方で、車まで行くまで時間がかかったり、停めるまで時間がかかる事、一部の自走式駐車場は時間によっては入出庫が出来なくなる事もあります。

マンションの駐車場は賃貸方式

マンションの駐車場は賃貸の場合がほとんどであると言われています。

マンションは、「専有部分」と「共用部分」の2つがあり、とくに分譲マンションでは個人の所有する部分を表します。

一方「共用部分」は、専用部分以外の部分を言い、エレベーターなどの設備も入ります。ちなみに分譲でも賃貸でもマンションのベランダは共有部分になりますよ。

共用部分は、マンションを管理する組合によって管理されているので、駐車場を借りる場合は、マンション管理組合・管理会社と契約することになります。

分譲マンションだから、駐車場も分譲したほうが得じゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、駐車場を分譲した場合はいかのデメリットが発生します。

駐車場使用区画の購入代金
登記費用
固定資産税（毎年）

駐車場代がかからない、駐車場を売買できる（貸す）事などがメリットなりますが、上記費用だけでも数百万はかかるでしょうし、管理費や修繕積立金の負担が増えることもあるそうです。

マンションの駐車場代の支払先

マンションを賃貸している、する人が駐車場を借りる場合や、分譲マンションを購入し敷地内の駐車場を借りる場合は、毎月、駐車場代を支払う事になりますよね。

駐車場代を誰に支払うのか、必ず確認しておく必要があると思います。

分譲マンションの場合、使用する駐車場が共用部分なのであれば、駐車場の使用料（駐車場代）は、管理組合に支払う事になります。

管理組合に支払った駐車場代は、「駐車場の整備」や「電気代」、機械式駐車場は「メンテナンス費用」など、維持管理の費用となり、名目として「管理費」か「修繕積立金」へ充当されますので、どちらの扱いになるかは「管理規約」を確認してみてください。

また、マンションで車庫証明を取りたい場合は、「保管場所使用承諾証明書」が必要になり、管理組合もしくは管理会社が発行してくれるケースがほとんどです。

車庫証明の書き方が分からない場合は、「これで申請も超簡単！車庫証明書の5つの書類の書き方」を確認してもらえれば分かりますよ。

マンションの駐車場代の平均相場

若者の車離れやカーシェアの普及などで、車を所有しない人が多くなりつつあります。

賃貸にしても分譲にしても、マンションの敷地内にある駐車場を使用する場合は、基本的には毎月、駐車場代がかかります。

「都心部の駐車場代は高い」というイメージもあるかもしれませんが、全国のマンション駐車場代はいくらぐらいなのかご存知でしょうか？

「不動産賃貸を探すなら、お部屋探しのエイブル」などから全国の新築マンションの駐車場代の相場を調査しましたので、是非、ご覧ください。

北海道地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
北海道	札幌市	11,000円～
	旭川市	7,700円～
	釧路市	3,300円～
	帯広市	8,800円～
	北見市	5,500円～

東北地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
青森県	青森市	11,000円～
秋田県	秋田市	4,320円～
山形県	米沢市	2,160円～
岩手県	盛岡市	5,400円～
宮城県	仙台市	15,000円～
福島県	郡山市	5,000円～

関東地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
茨城県	日立市	3,500円～
茨城県	水戸市	1,000円～
栃木県	宇都宮市	11,000円～
群馬県	大田市	13,000円～
群馬県	前橋市	6,000円～
埼玉県	さいたま市	17,000円～
	川越市	1,000円～
	川口市	21,500円～
	草加市	4,500円～
千葉県	千葉市	7,500円～
	市川市	10,000円～
	船橋市	8,300円～
東京都	中央区、港区	52,000円～
	千代田区、渋谷区	45,000円～
	台東区、新宿区、文京区、目黒区、豊島区、大田区	35,000円～
	江東区、杉並区、江戸川区、品川区、世田谷区、墨田区、北区、足立区、荒川区、中野区、板橋区、葛飾区	21,000円～
	練馬区	18,000円～
	国分寺市	9,000円～
神奈川県	横浜市	14,500円～
神奈川県	川崎市	18,000円～

中部地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
新潟県	新潟市	6,000円～
	長岡市	6,000円～
富山県	富山市	8,000円～
石川県	金沢市	5,000円～
福井県	福井市	12,000円～
山梨県	甲府市	5,000円～
長野県	長野市	1台目0円～
岐阜県	岐阜市	6,000円～
静岡県	浜松市	8,000円～
	静岡市	13,000円～
愛知県	名古屋市	16,500円～

近畿地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
三重県	四日市市	4,500円～
滋賀県	大津市	4,500円～
京都府	京都市	12,000円～
大阪府	大阪市西区	31,000円～
	大阪市北区	21,000円～
	大阪市住吉区	18,000円～
	大阪市城東区	12,000円～
兵庫県	神戸市	17,000円～
兵庫県	西宮市	12,000円～
奈良県	奈良市	4,500円～
和歌山県	和歌山市	9,000円～

中国地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
鳥取県	鳥取市	6,000円～
島根県	松江市	1台目0円～
岡山県	岡山市	1台目0円～
広島県	広島市	10,000円～
山口県	山口市	5,000円～

四国地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
徳島県	徳島市	5,000円～
香川県	高松市	4,000円～
愛媛県	松山市	3,000円～
高知県	高知市	1,000円～

九州地方

地方名	主要都市	マンション駐車場代相場
福岡県	福岡市	7,000円～
佐賀県	鳥栖市	3,000円～
長崎県	長崎市	0円～
熊本県	熊本市	1,500円～
大分県	大分市	3,000円～
宮崎県	宮崎市	3,000円～
鹿児島県	鹿児島市	4,500円～
沖縄県	那覇市	9,500円～